サトリの能力がある方へ
映画や小説などで度々話題の中心となる人の心が読める“サトリ”
一説によると妖怪のサトリから来ているとのこと。
飛騨・美濃(岐阜)の山奥に、人間の心を見透かす妖怪「覚(サトリ)」が住むと述べられている。
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飛騨美濃の深山に玃(かく)あり 山人呼んで覚と名づく
色黒く毛長くして よく人の言(こと)をなし
よく人の意(こころ)を察す あへて人の害をなさず
人これを殺さんとすれば、先その意(こころ)を
さとりてにげ去と云
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人の心を読んで脅かす妖怪のようです。
これは江戸時代の話しですが、現代にもサトリは本当におります。
日本人は結構いらっしゃるのではないでしょうか?
もしかしたらこれを読んでくださっているあなたかもしれません。
サトリの能力はまさしく人の心が分かる。
人の思っていることが分かるという点に特化しています。
実際に声として聞こえるような方もいれば、
心にまるで映画のように字幕が出て来る。
吹き替えのように心に響いてくる。
そこは人それぞれかと思います。
霊感、霊能力に分類されるのですが、科学的にはもしかしたら病氣に分類されてしまう方もおられるかもしれません。
何故ならこのギフトはとても扱いが難しいからです。
相手の氣持ちを分かってしまう。
相手の氣持ちが自分に深く入ってきてしまい、
まるで自分が思ったかのような感覚になってしまう。
お腹が空いてないのに、近くにお腹が空いた人が通ると
それを汲み取りお腹が空くこともあります。
自分の氣持ちではないのに、自分の氣持ちかと思ってしまうほどリアルに分かってしまう。下手すれば自分の人生がブレブレになってしまいかねない能力です。
人間のみならず、不可視の世界まで汲み取り出すと大変です。
この世は情報に溢れています。
全て感知しようとしたら、肉体を持った人間の器では耐えきれません。
霊能というものは闇を拾うことはいとも簡単な事で、つい暗い方へ行きがちです。人間不信になられるかたもおられるかもしれません。
能力は使いこなさなければなりません。
使われてはいけないのです。
そのためには自分軸で自分の人生をしっかり生きるといった、
自分の「今」を大切にすることが何より重要です。
人生にアンカーをおろす、旗を立てるのが意図的に必要です。
それからこの能力は慢心、偏見などは厳禁です。
心の鏡が曇ったら、違った情報を受け取り始めます。
相手の感情、不可視の闇の干渉の一切をシャットアウトしてください。
相手の良いところや、美しいものを見続けてください。
サトリの能力は、自己を確立し上手く付き合うことで、カウンセリングやコンサルタント、サービス業など、あらゆる分野、シーンで強い味方になってくれる、あなたが生まれる前に選んだギフトです。