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クルクルかサラサラか

コロナの自粛期間中、美容院も休業していたので髪が伸びた。その自粛明けに、折角伸びたんだからとパーマをかけてみたのが始まりで、それからずっと、セミロングに近いパーマヘアだ。なにしろ、スプレーで濡らしてカールを出したらムースで整えればいいという簡単さ。雨でもへっちゃら。どこに髪がはねようが構わない。

なかなかブローで決まってくれない猫っ毛なので、パーマですっかり楽を覚えてしまった。

その髪を、たまには…ということで、先日は仕上げにブローで伸ばしてもらった。さすがプロである。パーマヘアをさらっさらの真っ直ぐにブローしてくれて、肩でシャラシャラと髪の触れる音がするのがなんだか懐かしかった。

夕方にブローして、次の日もサラサラのまま。その髪で仕事に行ったけど誰も何も言わないのはなんだ? 変わんないということなのかどうでもいいのか。ぷんぷん。

でも、エレベータの中、明るいところで鏡を見ると、なんだかいつもより顔の皺が目立つような気がした。皺があるのはいいのだ仕方がない。ただ、その年齢的なものに対して、サラサラツヤツヤ髪はアンバランスだということかもしれない。

どちらにしろ自分ではそんな綺麗にキープできるようなブローはできないので、シャンプーをした翌日からはまたクルクルに戻った。やはり、フワフワ柔らかい印象の髪の方が、今の自分には合っているように感じる。

ま、戻したところで誰も何も言わないどころか、娘には「そのヘアスタイル見飽きた」と言われているのだが。