#15 重たいリュック

最近、毎日寝る前15分に悩むことがある。

「この小説、読む?」って。

今読んでいる小説は、かなり分厚くて重い。
通勤リュックに入れると結構重いし、もう少し身軽に通勤したいな、なんて思う。
kindle版?出てないんだなこれが。

朝夜の通勤での自由な時間は限られているから、
日経新聞読んで、好きな音楽聴いて、SNSめぐって、アプリで漫画読んで…なんてしてたら、結局その本を読む時間なんてトータルで15分に満たないことなんてザラ。おかげでこの本を読み始めてもう2週間経った。

このリュックを軽くするためには、この小説を早いところ読み終わって軽めの本に移行するしかないのだけれど、


…すっっっっごく読み終わりたくないの!!!


この本、何がすごいって、
ページめくるたびに(個人的に)グッとくる表現があるし、
こまやかな心理描写と情景描写が散りばめられてるから、登場人物に容易に感情移入できちゃうし、
バランス良くストーリーに強弱があるから、フォルテな場面に出会っちゃうと鳥肌止まんない。なんならこないだ電車の中で泣いた。(笑)

そう、読み終わりたくない。
いつまでも登場人物に寄り添ってたい。
いつまでも疑似体験していたい。
ありそうで決してあり得ない、彼の、そして彼女の人生に身を置きたい。

これぞ読書を通して得られる快楽!なんてものを、この二週間ずっと与えてくれている本なのである。

ということで、今日の寝る前15分も、
読もうと思えば読めたのに、このnoteを書くことによって先延ばしにしてしまった。

明日もちょっと重いリュック背負って通勤するか~。

>追伸、ちなみにこちらの作品です。



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