全豪オープンで見た世界1のプレー

機会があって、全豪オープンを観戦したことがある。
全豪オープンとは、テニスの世界4大大会の1つだ。
錦織圭選手や大坂なおみ選手をはじめ、テニス界トップの実力者たちが集まる。
今年は1月下旬から2月上旬まで、メルボルンで開催されている。

プロのテニス大会に行ったのは、これが初めてだった。
このたった1回は、私にとって強烈な印象が残っている体験だった。
それもそのはず、ナダル選手のプレーが目の前で繰り広げられたのだ。
ナダル選手と言えば、テニスにあまり興味のない人でも聞いたことのある人ではないだろうか。
彼は、テニスの世界4大大会で19勝している、いわばレジェンドだ。
そんな世界ランク1位常連選手の圧倒的な強さを、私はテレビでなくリアルの世界で思い知ることになった。

190km/h以上の安定したサーブ。
粘り強い守備力。
肝心な場面で必ず決めるショット。
会場の雰囲気にのまれない精神。

どんな場面でも手を抜かず、最後までボールを追いかけ続ける姿を見て「あっ、プロだな」と急に実感した。
すべてが、かっこいい。
観客全員の心を動かすようなそのストイックさに、「彼なら必ず勝つだろう」という安心感を持つ。
気が付けば、会場が一体となって試合を見守っていた。

「一流」を体験するとは、こういうことなのだろうか。
テレビの方が気楽に楽しめるのに、人々はなぜ自ら会場に赴き大金を払って観戦席に座るのか、少しわかったような気がした。

今日の英文

I checked my bags at the airport.
空港で荷物を預けた。

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sakura
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