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土の中ってどうなっているの

たまに山歩きがしたくなって軽登山をしている。歩いていると、いつも山の雄大さ、木々の美しさ、稜線の美しさに感動する。
美しい山は、植生が豊かで、大きな木から小さな木までがバランスよく生えている。密集しているのではなくバランスよく生えているわけ。よく観察をすると、多くの樹木がきちんと棲み分けしながら共に生きている。だから、こんな山は清々しく気持ちがいいのだ。
植物の種類が豊かだと土の中の微生物も豊かになるらしい。

今では家庭菜園で、無肥料無農薬の野菜作りをしている方が大勢いて、そんな方達は土作りが大切ってわかっているので、色々なやり方で土づくりをしたり、野菜作りをしている。だけど、土の中まで知っている人は少ないと思う。

雑草も土にとっては友達だよ。雑草の種類が多いほど微生物の種類も多くなる。森林も植物の種類が豊かだと土の中の微生物も豊かになる。森林の樹木は根がふれあって、意志を持った情報のやり取りをしてるらしい。根がふれ合わなくても菌糸(微生物)が森をはりめぐらせ菌糸によって遠くの方まで養分を分け与えているんだって。豊かな森は微生物によって団粒構造の土になり、その土の中は空気と水がたっぷりと入りこんでいる。微生物は水脈を育て土の中で人間の血管のようにはりめぐらされる。

大きな木は、地中の深いところから水を吸い上げる。吸い上げられる水は土をうるおしながらあがり、それによって中木、小木にもちゃんと吸い上げられる。中木、小木は大木のように地中深くから吸い上げられない。だから、大木は必要なんだよ。
大きな木は森を豊かにし、森全体を育てているんだね。森林は植生が豊かで有用微生物の宝庫。宝物なんだから、畑も森林を真似したらいいよね。

畑の土をきれいにすることは、地球をきれいにすることにつながるはず。
菌糸を通った水はきれいになるっていうのだから、無肥料無農薬で植物や野菜をつくり、土をきれいにすることで土の中の水はきれいになっていく。それがやがては海までとどく。
すべてはひとつにつながっているから。

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