自由の港
JR 須磨海浜公園駅。
階段を降りて まっすぐ南に歩いていくと
左手に、小さな本屋さんがあらわれる。
自由港書店さんに、はじめて行ってきた。
海に関する さまざまなジャンルの本。
食事や料理にまつわるエッセイ。
詩歌句集と その関連本。
この3つが 特に豊富だったように思う。
大きすぎず 小さすぎない音量で
ゆったりとした 心地よい音楽が流れていて、
木の床に体重をかけると、音を立てて 少し沈む。
この感じ。
筏の上で、波に揺られている。
そのまま ゆっくり 時間が経つ。。。
眠くなった。
立ったまま寝そうになったのも
初めてかもしれない。
よく晴れた 土曜日の夕方。
自由の港に 陸の筏が浮かんでいる。
他のお客さんの 誰ひとりも 急いではいず、
それぞれが それぞれの時間を過ごして、
おみやげを買って 帰っていく。
* * *
今回は 持ち合わせが少なかったのもあって、
厳選した1冊だけを買うことにしていた。
気になる本に片っ端から目を通して、
全部まとめて買って帰りたい気持ちを抑えながら
もう 迷いに迷った結果、
今日マチ子さんの画集『Distance』を購入。
決め手は、裏表紙に描かれた 天使の絵。
ここにも 本屋の神様がいた。
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