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gakkoasp
エンディング直後に勢いで書く感想『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』
この作品でガンダムデビューした人がどれぐらいおるんか分からんけど、とりあえず人生初ガンダム。時系列とかその辺は1ミリも分かってない。
でも結果的に、この「前情報とか先入観が一切ない状態」で観れたのがほんまに良かった。
「6話完結やったらサクッと観れそうやな〜」とか思とったら 1クールの名作にも引けを取らんぐらい密度が高い群像劇で、最後まで一気に観た。
ガンダムも出てくるけど今回は名脇役。この『ポケットの中の戦争』は、本編ではおそらく敵側?のジオン軍と、ジオン軍に憧れた 好奇心旺盛な男の子が主役。「どっちが善でどっちが悪」とか「なにが正解でなにが間違い」てのは明確に描かれてなくて、ただお互いが生きる/生き残るために頭を使って戦うだけ。その中でこの少年が何を見て、何を考えて、どう動いていくか、それを見守っていく。
ばいきんまんとかロケット団とか進撃の巨人とかが好きで ガンダムどれから観るか迷っとる人は、もしかしたらハマるかも。
「言いたいことは分かるがね、死んでも仕方のない人間なんてのは一人だっていないんだ。数の問題じゃないよ」
第5話「嘘だといってよ、バーニィ」より
空が 青いこと
それが 嬉しくて
いつか人を疑い
生きる寂しさ知る事も
気がつかずに全てを
信じてた頃
椎名 恵『遠い記憶』より
作中時間はクリスマス直前。物語の後半、年末の賑わいムードをぶち壊す急襲からの市街戦で、日常のなかに非日常が紛れ込む。偶然時期が近い今観れてよかった。
次に観るガンダムは最新の『水星の魔女』か、
「止まるんじゃねぇぞ…」の『鉄血のオルフェンズ』の2択、、、迷う。