ウゴービって?
前記事では次回検査結果と書きましたがその前にウゴービの説明をさせてください。
前回少し触れましたが、ウゴービとは
ウゴービ 皮下注
肥満症治療剤 持続性GLP-1 受容体作動薬
一般名:セマグルチド(遺伝子組み換え)
です。
ノボノルディスクファーマ株式会社より発売されました。
使い方
ペンによる自己注射で皮下投与します。
わかりやすく言うと自分で自分に注射を打ちます。
薬の量
週1回0.25mgから開始し、
4週間の間隔で、
週1回 0.5mg、1.0mg、1.7mg、2.4mgにそれぞれ増量します。
作用
食欲を抑制し、
エネルギー摂取量や食べ物の好みを変化させて
体重を減少させます。
副作用
もちろんメリットのある効果だけでなく、
副作用のリスクもあります。
・低血糖
・消化器症状
・急性膵炎
・胆のう炎
・胆管炎
・胆汁うっ滞性黄疸
などがあります。
◾︎低血糖症状
・脱力感
・倦怠感
・強い空腹感
・冷や汗
・血の気が引く
・動悸
・ふるえ
・頭痛
・めまい
・吐き気
など
◾︎消化器症状
・吐き気
・嘔吐
・下痢
・便秘
・消化不良
・腹痛
など
◾︎急性膵炎
・吐き気
・嘔吐
・激しい上腹部の痛み
・背中の痛み
・お腹にあざができる
・お腹が張る
など
◾︎胆のう炎、胆管炎、胆汁うっ滞性黄疸
・白目が黄色くなる
・腹痛
など
処方されるには
誰でも処方されるわけではありません。
高血圧、脂質異常症または2型糖尿病のいずれかを有し、
食事療法・運動療法を行なっても十分な効果が得られず、
以下に該当する場合に限る。
・BMIが27kg/m2以上であり、2つ以上の肥満に関する健康障害を有する
・BMIga35kg/m2以上
の人でないと処方してもらえません。
どこで治療を受けれるか
乱用を防ぐため、最適使用推奨ガイドラインを満たす施設のみです。
↪︎ガイドラインを満たす施設とは
肥満症治療に関連する学会の専門医が常勤している教育研修施設、
つまり大学病院など大規模な医療機関に限られます。
ネットで調べたら出てくるダイエット薬としてウゴービを処方していると謳っているクリニックはほぼ不適切ということです。
ちゃんとしたクリニックは
”うちでは処方できません”
と明記されてたりします。
価格について
気になるお値段ですが、
1本 1ヶ月
0.25mg :1,876円 → 7,504円
0.5mg :3,201円 → 12,804円
1mg :5,912円 → 23,648円
1.7mg :7,903円 → 31,612円
2.4mg :10,740円 → 42,960円
上記から公的医療保険が適用され、自己負担は3割になります。
もう保険適用で処方される?
日本での発売日は2024年2月22日
なので早い人はもう処方されてますね
ウゴービがどういったものか少し私も改めて理解できたかなと思います。
次回
4回目のダイエット外来の結果
を更新しますね