72-42候 禾乃登(こくものすなわちみのる)
秋 処暑 24節気72-42候 禾乃登(こくものすなわちみのる
海や山など日本の景色の中で一番好きなのが田園風景。
街中で僅かに残る田(大阪市内では今はもうない)、新幹線の車窓に飛ぶ田、出張先で訪れる各地方の田、特に滋賀県や新潟県にみる米どころの延々と続く田。どれもこれも四季を通して変化する景色に魅せられる。
また、密やかな稲の花が1日にして実を結び穂を出しはじめ、頭をもたげてくるとなんとも言えぬ安心感を持って眺めることができる。
稲の花を意識して初めてみたのが、2015年我がバルコニーでお米を育てたとき(TOP画像)。1日花の稲の花がいっせいに咲き出したのをみて心踊ったのが脳裏に焼き付けられている。
杉と檜を伐らせていただいた河内長野で田を作ってもおられる山主さんの奥さまが、その稲の花のアレルギーを持っていて、花が咲く時がわかると仰って驚いたことも思い出される。
さて、禾乃登(こくものすなわちみのる)
今年もまた、稲の穂が育つ時期となってきました。今頃は出穂し実を結んだその穂が無事に膨らみ始めている頃でしょうか?
迷走台風10号は熱帯低気圧に変わり少し安心したけれど、これから収穫まで田畑が無事でありますようにと願って止まない。
2024年9月2日(月) 【旧暦 文月30日】