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短歌

最近、短歌が気になっている。とりわけ現代短歌というものが。
小説を読む元気が出てきた!と記事にしたばかりでなんなのだが、やはり一行が長い小説を読むと疲れる事には変わりないので、短歌を見始めた。短歌をまずはさらっと読んで、後から反芻した時にじんわり心に染み入る感覚が、大好きなお風呂に似ていると思う。(大好き、と言いつつ面倒だし、1回の入浴のポテンシャルを高めるために絶対に入浴剤を入れる。入浴のポテンシャルってなんだ。お風呂にも効率を求めてしまっている。そこに愛はあるんか?あると言いたい)

最近、SNSで見て気になった作家さんがいる。宇野なずきさんという方。
Xで「誰ひとりきみの代わりはいないけど上位互換が出回っている」という短歌がバズっていた。その歌は、軽く見て流したのだけど、再び短歌がTLに流れてきて、二度TLに現れるということはきっと私向きなんだろうと思い、ツイッターのプロフィールに飛んだ。ちなみに二度目に流れてきた短歌はこちら。

こういう、不意打ちで攻撃してくる文章が好きだ。殺意が高めだと、生きてるって感じがする。逆に、急に「死にたい」となる短歌も多め。死の短歌を集めてみたポストもある。

何があったから死にたいとかじゃないんだよな、こういうのって。幸せなことがあったらそれの揺り戻しがくるんじゃないかって怖くなるのに、嫌なことがあっても幸せが来るとは少しも思えないあの感じ。わかる、と思ってしまった。

一番好きな短歌はこれ。

短歌ってこんなに自由でいいんだ、と感動した。なんかさあ、の部分でもう好きだとわかってしまった。好きすぎてこの短歌のアクリルキーホルダーを注文してしまったくらい。トートバッグにつけて外に出たい。

冷めたお湯って冷えた水がぬるくなるよりまずいのはなんでなんだろう。冷めたお湯の、舌にまとわりつくまるさみたいなのが、まずいのと同時に気持ちが悪い。嚥下しようとすると喉にひっかかる感じが、不快。ぬるくなった缶ジュースよりも嫌いかもしれない。あんまり考えてこなかったことを考えられて、出会えてよかったと思った。

この機会に色んな短歌集を買ってみる。31文字で新しい世界が見たい。


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