12月2日　柚子大根

先日、孫娘が体調不良と聞きつけたジジ（父）は、魚の盛り合わせ、鰻、大根、白菜、柚子、そして新米を持って駆けつけた。
お菓子とかはない。

前日に大根と白菜を既に買っていた私。
こりゃ消費に困ったと思い、連日の鍋。
大根はブリ大根、手羽先と大根の煮物。

それでも追いつかず、ふと祖母の家で食べた柚子大根の漬物を思い出して作ってみた。

砂糖とお酢を火にかけ、塩揉みした大根を漬ける。そこに柚子の果汁と柚子の皮を入れれば出来上がる簡単な一品。

素朴な味がたまらない

おっ美味しい…

ポリポリと食べ続ける。
何故かコーヒーと一緒に読書のお供☕️（この組み合わせはダメ？）

この感じ懐かしい。
よく祖父の家に行くとお土産に持たせてくれて、実家のこたつで食べながら漫画読んだりしていたなぁ。

母が病気になってから、何気ない事が昔の記憶と紐付いて思い出す事が多い。
この感じは一体何なんだろう。

『記憶』に惹かれるのか。
過去にしがみついているような気もして、心から喜べるわけではないけれど。でも出てきてしまうなら仕方ない。
受け入れよう。

そんな事を考えながら、またポリポリと私は柚子大根を食べ続けるのだ。