文章を書き続ける勇気をもらえる本
「書く仕事がしたい」佐藤友美 著
■本書について記事を書く理由
私は読んだ本を「ビブリア」というアプリで記録しています。
ビブリアによると、2022年3月(約10か月前)に本書を読んだ記録がありました。
noteを始めて、文章を書くことに日々向き合う時間ができたので、
本職として文章に向き合う方の考え方を読み直したら、10か月前と受け止め方が変わるのではないかと思い、当時引いたハイライトの箇所を中心に読み直しました。
半年以上前に読んだ本について記事としてまとめると、「本のエッセンスを多少なりとも自分の中で生かせているのか?」という新たな問いにつながりました(現時点では答えは「△」。ようやくスタートラインに立った感じです)。
■心に残ったポイント
・いつかはもっと上手に書けるはずと信じて書く。「書く」を続ける。これが、「〝書く〟を仕事にする」ということ。書くことを辞めないのが、一番大事。
・おすすめの本は『「文章術のベストセラー 100冊」のポイントを 1冊にまとめてみた。』(日経BP)
・自分を嫌う人のために、自分の時間や心を奪われたりしないし、自分の生き方を変えたりしない
・原稿を書き始めたら 30分でアラームを鳴らすようにして、そのつど何文字書けたかカウント
・仕事は①一緒に仕事する人②テーマ③報酬。この 3つのうち 2つをいいなと思ったら引き受ける
・私たちが文章を書きたい、ボキャブラリーを増やしたいと思うのは、「一生涯でできる体験の数を言葉の力で増やしたい」と根源的に切望すると考えたが、その一方で文章を書くことは、確実に「世界を狭める」。書くことで書かなかった部分の記憶が急速に失われる。物語化して個体になった文章は、時空を超えて人に差し出せるようになるが、流れていく言葉達を物語に押し込めてしまってよいのか。この喪失に自覚的であることが書くことを仕事にする人間の責任。
■今後に生かすこと
文章を書く心得として胸に刻みたい部分でしたので、そのまま引用しました。
長年活躍されているプロのライターの方でも、こうした気持ちで文章を書かれているものとは思わなかったので、プライベートで書き始めた私も、めげずに書き続けたいと勇気をいただきました。
また、自分の中でもやもやと沸き起こる感情を上手く表現したいと常日頃感じているのですが、文章化することによって、文章化していない部分を失うことに自覚的になるという発想が、そもそもありませんでした。
文章を書く=固定化であり、非文章化部分の喪失につながることを自覚していなかったので、文章を書き続けていく中で、この部分の理解を深めていきたいと思いました。
今後も継続して文章を書き続けられた暁には、本書を再び読み直して、記事を投稿してみたいと思いました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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