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「天職」とは何かを考える本

本記事は、私の中で心に残ったポイントをまとめたものです。
ご紹介する本の正確な内容や要約については、本書や要約サービス等をご参照ください。

「仕事選びのアートとサイエンス 不確実な時代の天職探し 改訂『天職は寝て待て』」山口周 著

https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334044039 

■本書を読んだ理由

年末年始に「これは!」と思った山口周氏。
著者の考え方を吸収したく、著書連読(レンドク)中に見つけた本です。
私は転職経験があるので、転職する際のある程度のノウハウはあり、直近では転職の予定はないです。
しかし、定年があり、会社が人事権の裁量をもち、予算と相対評価の結果、会社によって給料が決められる「会社員」という働き方には不安定さを感じています。
このまま歳を重ねながら、一会社員としての働き方を続けることはリスクなのではないかと思いつつ、自分の働き方について考えがまとまっていなかったため、本書を読みました。

■心に残ったポイント

箇条書きで恐縮ですが、私にとってのポイントは以下のとおりです。
・正解を外に定めるアプローチは忘れて、正解を自分の中から探すと言うアプローチをとる。
「天職」とは、あなたが世界に何を求めるかではなく、世界はあなたに何を求めているかという問いに答えを出すことではないかという仮説。
・同じ会社で働き続けたい、のんびり適当にやってきたいと思っていても、変化の激しい世の中なので、リスク回避の観点から転職は常に意識する必要がある。
・日本ではリスクを取る人が少ないため、リスクを取った方が有利。
・日本人はルサンチマン(他人と同じことを道徳的と考える)に囚われやすい国民性なので、囚われないよう注意。
・自分は何をしてると楽しい事かと言う質問が重要。
年齢を重ねるごとに好奇心、柔軟性が重要になる。

■今後に生かすこと

「自分は何をしたいのか」
この問いは20代の頃からアラフォーの現在まで、自分の中で明確な答えが出ていません。
何となく答えが出ても、実行することができない自分にうんざりするときもありました。
この問いに答えが出せなかった理由が、「好きと憧れは違う」(好き:何をやりたいのか、憧れ:何になりたいのか)という本書の指摘だと自分の中で納得しました。
自分の中で上手く表現できずにモヤモヤしていた違和感を一言であらわす表現で、霧が晴れたような感覚になりました。
自分の考えを文章として表現することの難しさを改めて感じつつ、読書によって自分の中にある違和感を表現できるようになりたいと思いました。

また、10年後、20年後について予測する事は誰もできないので、日々の生活を大切に過ごしつつ、自分が必要だと考える「準備」をしていくことが重要だと考えました。
私の場合は、当面、noteでアウトプットの練習をしつつ、ストックを溜める時期だと考えているため、自分が面白いと感じることができる本を見つけて、ストックを増やしていきたいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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