7章、レッツ自己肯定感
今まで考え方の視点でお話してきましたが、こちらでは実践的に体を鍛えたりケアする事で自己肯定感を上げる方法をお伝えしたいと思います。
運動
・有酸素運動
ダンスや球技など楽しく体を動かす事が良いと思います。1番おすすめなのが散歩です。晴れていて、自然の景色を堪能しながら散歩が出来れば1番メンタルケアに良いと思います。
また散歩によって日光で浴びた光がセロトニンとなり、夜になるとメラトニンという眠りの質を上げてくれる物質となります。うつ病の原因がこのセロトニンの不足とも言われます、私たちが日々幸せを感じたり元気を感じる上で日光に浴びる事は大切になってきます。私は夜勤もうつ病も両方経験しましたが、日に当たる時間がどうしても不足てしまいますと、自然とネガティブな感情になりやすくなります。
人類はもともと毎日狩りで動物とマラソンしていました。
なので人間は有酸素運動する事によって体の血液が循環され脳に送られます。車ばかり使っていたり、起きている時間ほとんど座りっぱなしですと栄養になるものを食べたり部屋の空気を入れ替えても、栄養や新鮮な空気が脳に効率よく送り込まれません。また通勤やオフの日の外出でブーツやヒールを履くのではなくスニーカーを履いて歩くだけでもかなり効果が出ます。
睡眠
・毎日8時間は寝る(睡眠負債があれば、とことん寝る)
残念ながら日本人は睡眠に対してかなり軽視しています。実際のところ寝不足というものがあると睡眠負債というものがどんどん溜まっていきます。私たちは常に毎日判断したり学習したりする事の連続ですが、睡眠が削れることによってめちゃめちゃ脳のパフォーマンスを悪化させてしまいます。
日本の平均の睡眠時間は7時間、先進国の順位で最下位でした。ちなみにスポーツ選手では10時間〜12時間寝ている人もいます。
私たちが昼間学習したり、運動して体が傷ついた分は寝ている間に細胞分裂されて修復されます。脳は記憶の整理というものも寝ている時間に行います。
つまり現代社会において、学校、会社において常に学ぶ事が求められるので良い睡眠を取る事は必須項目なのです。
女性の悩み
これを見ている女性の方もいると思いますが、お肌の悩みやダイエットの悩みも沢山睡眠を取ることで解決するのです。寝ている間に筋肉が修復されると聞いて「筋トレしない私に関係ない」と思う方もいると思いますが、お肌や髪はタンパク質でできているので、寝ている間に修復される訳ですから睡眠が足りなければその分、髪もお肌もガサガサ、ボロボロになりやすいという事です。
そして顔の表情筋は当然筋肉できていますから、顔のシワタルミの老化は睡眠を沢山とっている人より、睡眠不足の人は老化の加速が早いという事です。
あとダイエットですが、睡眠不足という事は活動時間がより長くなりますから、脳はその分余計に沢山食べようとして食欲が増えますから太る原因になるというのも最近の研究でわかっています。
イライラしやすい
それと内面的なすぐカッとして感情的になりやすかったり、気が短くなるのも睡眠不足が影響します。最近怒りっぽいなと思ったら、睡眠負債を沢山抱えているのが原因かもしれません。
仲間と触れ合う、雑談する
人は人と触れ合うとオキシドシンという幸せホルモンが出ます。人間は群れで生きてきた生き物なので、楽しい人付き合いや交流があればこういったいい影響を与えてくれます。
一緒にカラオケやスポーツをしたり、雑談をしたり好きな事をするために集まる事は私たちの健康に非常に良い影響を与えます。
趣味や雑談というのは、一見無駄な行為にも見えますが人間というのは無駄な事をやって寄り道する事が、楽しい人生だとも思います。
動物と触れ合う
住んでいる事情によりペットを飼えない人もいると思いますが、動物と触れ合う事でもオキシドシンという幸せホルモンが分泌されます。男女の関係は残念ながら一度ヒビが入ってしまうとストレスしか生まない関係となってしまいますが、動物は無償の愛をくれる存在です。特に日本人はハグしたりボディタッチが少ない文化なので、動物と触れ合う機会を作ってみるのはいかがでしょうか?
読書、読み書き、言語を学ぶ、絵を描く
読書・読み書き
読書は特に良いと思います。知識や視野を広げる上で本以上に私たちを豊かにしてくれる存在はありません。そして本で沢山知識を得るという事は色々な視点で物事を考える力が身につくので、自己肯定感に大いに貢献してくれると思っています。
言語を学ぶ
言語を学ぶ事は頭の体操にもなりますし、言語を学ぶという事は文化を学ぶことにもつながるので考え方がよりグローバルになるはずです。私たちは元々日本語しか話せませんが、外国語を話せれば友達になれる対象もものすごい増えて良いと思います。
芸術など、絵を描く、アート
物作りにおいて必要なのが空間認知能力と言われています、つまりメージする力です。海馬、側頭葉といった脳の部分を活用し活発になりますのでアートもとても頭の運動になります。
また、自分の作った作品で誰かに喜んでもらったり、仲間と共有してコミュニティーに加わるキッカケにもなれば良いと思います。没頭しすぎて座りっぱなしは運動していないのと同じなので注意が必要です。