自分の強みを見つける作業
1. 現在に至るまで
私が美装屋さんとして本格的に看板を掛けたのは今年の2月からです。
もともとは2017年3月から民泊施設の客室清掃をスタートし、順調に運営していました。
ところが、2年前の新型コロナウイルス騒動から一気に消滅してしまい、掃除という看板を上手に使う手段として空室クリーニングに着目しました。
YouTubeの動画や現場でコツコツ学んで実践していった結果、徐々に空室クリーニング、在宅クリーニングの仕事の量が増えていき、昨年の9月に友人の不動産会社からの業務契約、年末に多数の物件を所持している個人オーナー様からの原状回復専属での契約が進み、土台が出来上がることがきっかけで民泊の客室清掃の事業から完全撤退し、美装屋さんになりました。
2月は知り合いや友人に新規顧客の開拓を手伝っていただき、2社と接点を持つことができました。その1社から3月、4月と大量にお仕事をいただくことで売上を上げることに成功しました。
ところが、5月にはいり、受注量が一気に激減しました。
取引先を増やさないと売上の維持が難しいことは分かっていたため、こればで私が重要視していなかった飛び込み営業にチャレンジすることになりました。
5月、6月は現場がない時はひたすら管理会社に飛び込み営業を続けていました。コツコツ続けていると何かしらの成果が出てきます。
現場調査の依頼、見積りの依頼が一気に増え始めました。
どのように上手に交渉を進めていったかは、以下の記事を参考にしてください。
そして、飛び込み営業を続けていく中で、私は自分自身の強みに気がつく訳です。
それが実は11年前の出来事を思い出したことがきっかけなのです。
2. 11年前の出来事
私は11年前(2011年7月20日)に10年勤務していた大手の家具・インテリア製造販売の会社を自由契約となり、退職することになりました。
当時の私は、
「次の仕事どうしよう?」
とか。。。
「いつ仕事決まるかなー?」
とか。。。
どちらかといえば現在の私と真逆のネガティブ思考の考え方を持っていたのではないかな?
と思っています。
ただ、今を思うとこの時期に築き上げていった人間関係が今を作り上げていると思いますし、自分自身の強みを見つけるきっかけだっったのかもしれません。
私は、11年前の7月20日から次の職場が決まるまでの間、就職活動をしながらあることを継続してやってきました。
今は当たり前のように皆さんが活用しているSNSを活用して、
「福岡に住んでいる人との人間関係を作り続ける」
ことに集中しました。
何せ私は北海道出身であり、当時は転勤族であり、転勤で福岡の地で生活をすることになったので福岡には一人も友達はいません。
行きつけの美容師さん、マッサージ屋さんのスタッフしか話せる人はいないわけです。
当時はFacebookが話題になっていました。
私は退職が確定した5月くらいに登録して何も触っていなかったFacebookを開いて少しづつ投稿をするようになりました。
投稿を継続しているとある時、Facebook交流会の広告のページが出てきたため、交流会に参加してみることになりました。
初めての交流会参加で、人見知りの私は近くにいる参加者と盛り上がるだけで、半分戸惑いながら楽しんでいたのですが、交流会の主催者の方と繋がt他ことで、その繋がりからのイベントにたくさん参加していくことで、積極的に友人関係、知人関係を増やしていくことになりました。
その友人関係の中には現在テレビにもよく出演しているパーソナルトレーナーになった方など、当時は無名でしたが東京で活躍している方などもいます。
毎日のように交流会やイベント、知り合った仲間と飲みに出て、交流を深めていくことで、200人近くの方と仲良くなりすぎてしまったのですが、就職活動を福岡で始めてから3ヶ月後の11月に外資の会社に就職が決まり、福岡を去ることになったのです。
その時のことを鮮明に覚えているのですが、たくさんの友人から
「お前だったら自作自演で送別会とかやったら人集まると思うよ。っていうかみんな参加する。」
という話をいくつもいただくようになりました。
私の当時はサラリーマン思考満載で、商売としての発想は全くなかったのですが。。。
周りからの声に押されて「自作自演イベント」をFacebookで立ち上げることにしました。
すると多くの方から協力をいただき60名規模のイベントになり、2次会までやって最後は私の記憶がなくなるくらい楽しいイベントだったことを思い出します。
当時、なぜ多くの人たちが私の送別会イベントに集まったのかを参加した友達に聞くことがあるのですが、
多くの友人は揃えて同じことを言います。
「なんか気になる」
「いつも笑ってる」
「一回見たら忘れない」
「どんな人とも仲良く付き合う」
大体この4つに分類されてました。
当時はあんまり気にしていなかったことですが、ひとまとめにすると
「人当たりがいいから警戒心がなくなる」
ということでした。
実は飛び込み営業をしていく中で、徐々に頭の中でイメージしていたのは、
「他社より安いですよ」
とか
「仕事ができますよ」
とか
「サービス内容」
とかではなく、
「明るく楽しく第一印象を持ってもらう。」
これだけを大切にしていました。これはまさに11年前にコツコツ人間関係を築いていくときに何も考えないでやっていたことです。
ビジネスとは関係なく自然とやっていたことなんです。
ただ、営業とか商売になるとちょっとかしこまってしまい、自分自身の人を惹きつけることができる長所に気が付かなかったりします。
私自身も自分にできることの長所は何かを考えたときに、いろいろなことを考えました。
差別化とは何か?
サービスの強みは何か?
どう答えたら相手は納得するか?
とか・・・
3. 結論
自分の強みを見つけることはどういうことかを考えたときに、
自分を知る友人がなぜ友人でいるのか?
とか、
なんで自分が選ばれているのか?
なぜ?なぜ?なぜ?
と何回も掘り下げて見てみましょう。
私は技術よりも圧倒的に第一印象で外すことがないという強みがあることに気がついたため、第一印象を一番大切にしています。
自分の強みは、「◯◯ができる」「◯◯の経験がある」とか後からやり続けていれば必ず身に付くことよりも、
子供の頃から培われていた「人間性」のどこかに本物の強みを見つけることができると思います。
この自分自身を再確認する考え方は
「観察」「分析」「判断」
であり、観察分析判断の手法が身についていれば簡単に自分の強みを見つけることができると思います。