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小山寺窪遺跡(中世)
1 場所
佐久穂町高野町上区に所在する。台地のやや窪地となる緩傾斜面に遺跡はある。
2 特徴
広域農道建設に伴い、平成14年に当時の佐久町教育委員会が発掘調査を実施し、平安時代の竪穴住居跡2軒の他、中世では竪穴建物跡、配石状の石組遺構に加え、多数の墓がみつかり、鎌倉時代後半期~江戸時代に至る100余基の五輪塔と宝篋印塔が出土した。墓には土坑墓や木棺の痕跡があるものなどがみられ、火葬骨も出
北裏遺跡群(弥生時代)
1 場所
佐久市根岸に所在する。千曲川左岸の片貝川が形成した沖積低地と八ヶ岳から連なる丘陵縁辺の台地にまたがって遺跡は広がっている。
2 特徴
中部横断自動車道建設に伴い、本選部分は県埋蔵文化財センターが、インターチェンジから国道142号までの区間は佐久市教育委員会が発掘調査を行った。
台地上では弥生時代中期から古墳時代前期の大規模な集落域と墓域がみつかっており、本遺跡は千曲川左岸の弥生
封地遺跡の土偶(縄文時代)
一般的に、長野県内では縄文晩期の遺跡は少ないが、佐久地域北部では、小諸市氷遺跡や七五三掛遺跡など、重要な遺跡が点在する。また同じく小諸市石神遺跡からは、遮光器土偶の頭部が見つかっており、東北地方との繋がりを感じさせる。
同じような理由で、佐久穂町封地遺跡の土偶にも注目したい。封地遺跡は、2003年に発掘調査されたが、左岸の千曲川低位段丘にあり、主に後期から晩期の遺物が出土している。特に晩期では
大師遺跡(縄文時代)
1 場所
大師遺跡は、千曲川支流の南相木川と小河川である茂沢川が形成した南向きの平坦な段丘上にあり、面積はおよそ19000m²。南相木村の村誌編纂事業の一環として、2009〜2010年にかけて発掘調査が行われた。 https://goo.gl/maps/ZfSQt8qh9NBYayCK9
2 特徴
発掘調査の面積はわずか500m²であったが、縄文時代では早期前葉から中期中葉の遺物が出土した
茂沢南石堂遺跡【縄文時代】
1 場所
軽井沢町茂沢地区にある。しなの鉄道信濃追分駅から南に県道をしばらく進むと、のどかな畑地が一面にひろがってくる。遺跡はこの茂沢地区の標高約900mの台地にある。
https://goo.gl/maps/GBqaaWJR1t8Z2WfD7
2 特徴
昭和33・34年の県道改修工事の際に多数の遺物が出土したことを受けて昭和36~55年まで計8次にわたる発掘調査が東京大学の三上次男教授、金