上野こぼれ話〜石川ひろ子さんと夕焼け空〜
上野集落の夕焼けは見応えがある。
八ヶ岳の上空に雲が広がる夕方、白い雲がグレイに変わり始める。そのグレイな雲の下がオレンジ色と薄いピンク色のグラデーションに染まる時、それはまさに油絵の世界である。
こんな素敵な写真を撮った石川ひろ子さんのお話です。
「上野の自慢は住民の方々の温もりと素晴らしい夕焼けです。昔は子供たちをおんぶしながら"夕焼け小焼けの赤とんぼ〜♪"と、紅色に染まりながら散歩をしたものです。最近はスマホ片手に唯一無二の瞬間を記録に留め、遠方の息子たちや友人に送るのが楽しみです。少し雲がある日が最高。ただ、刻々と変化するマジックアワーの世界は、料理人の手を止めてしまうことしばしば。今日も良い天気。さて、今夜の夕飯は何時になるかな…。」
文:西村 寛
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