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ひとの知恵を借りる。

ときにはお客さん、企業側が思っていなかった使い方を発見してくれる。たしかに自社で考えても限界がある。昔から、新しいことするには、若者・バカ者・よそ者の力がいるというし。借りるが吉。

閉めたままのお店を見て、「もったいない」と感じた郁代さんは「ここで古着屋さんを開きたい」と考えます。古着が好きな〝面白い人たち〟が集まる店。それもレンタルなら、何度でも通ってくれる・・・。

テレビ朝日 人生の楽園 2024.7.6放送

これを観たとき、「田舎の商店街で古着のレンタルって需要あるの?」でした。アメリカの若い世代では、服のレンタルが見直されているというからありなのか。番組では自分でお店に寄付した服を借りに来る人。一度手放した服をわざわざ金払ってレンタルする?どういうこと?と不思議に思う。聞くと納得。

何とこの方は、クローゼットとしてこのお店を使っているとのこと。部屋が狭く、収納場所がないので預けているという感覚。期限なしで借りれる、好きなときに返すというお店のシステムがあるからこその発想かも。

こういう使い方、発想の転換、少なくとも自分は思いつかなかった。レンタルはレンタルとしかみれなかった。ものは考えようだねー。かしこい。

自分の考えだけでは、せいぜい知れている。いろんな情報を集めて、考えたつもりでも、集める情報がどうしてもかたよる。まして、嫌いなジャンルは知ろうともしない。必要と思っていても。自由に調べるとは聞こえはいいけど、そういうことになりがち。

自分の守備範囲外のことを知るには、ひとの知恵を借りるのいいにちがいない。聞いといて、頭ごなしに「でも・だって」はいわない。反対しない。まずは「うん、うん」肯定。かみ合えば、発想が発想を呼ぶ。そういうときは楽しい。うまくいくような気がする。

鉄は熱いうちに打て。できれば、間髪おかず、行動したいところ。でも小規模会社では、新しいことしようとしても、従来の仕事が優先。時間がないとなってしまう。さらに、「売れるのか」となっては、動けない。予想のつかないものに身銭を切ることはできない。

昔の経営者は「儲けはあとからついてくる」という。成功した人が言うのだから、確かにそうなんだろうけど、お金がないから「儲け」を先に考えてしまう。どうすればいいのかな。

まずは、「遊び」として取り組めないかなと考えてみる。たとえば業務時間の内20%を個人的なプロジェクトに使えるという有名なグーグルの20%ルールみたいに。週に一回、1時間でも自分の考えたことをする。年に一回社内コンテストをする。ひとのアイデアをみることもできる。またコンテストで優勝した商品は、イベント、バザー、フリーマーケットなどで販売。儲け関係なし。売れたらうれしい。遊びの延長と考える。

あと「考える」ことができる社員にもなるかも?職人さんと話していると作るのはこだわりというかつくることに自信があるひと多いけど、「言われたものをつくる」ということに特化。「工程の工夫のアイデアは出せるけど」って感じ。もったいない。

まあ、学生のときに「問い」をつくることなく過ごしてきて、社会人になって課題を見つけろといわれても・・・ですよねー。まずは、遊びを通じて考える。遊びとおもえたなら、つらさ半減でしょ。



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