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離乳食講座 離乳食のポイント解説

2020年5月

離乳食講座

みなさんこんばんは。

管理栄養士 佐久川 大です。

今日は市町村主催の離乳食実習が中止になったりしているのもあって、普段の離乳食実習の内容をブログで残しておきたいと思います。 

私自身も5歳、3歳、0歳2ヶ月の子ども達がいて。

もう少しでまた久しぶりの離乳食がやってくるので、そのおさらいも兼ねて・・よく忘れるんですよ。

同じお年頃の皆さん是非SNSフォローしてくださいね。

三番目の我が子にはいろいろ実験して、ご報告する予定なので(笑)

せっかくブログに載せるので、資料等は、「ここが良いよ」ってサイトのリンクを紹介していきます。

また、離乳食をつくる様子を動画で載せていますのでこれも要チェックです。 

最近の離乳食の傾向や、私が思う事や体験したことを混ぜながらお伝えできるようにしていきまーす。

でも、乳児健診時にお兄ちゃん、お姉ちゃんがいるお子さんのお食事相談とかで、

「上のお子さんの時に、離乳食困った事ありました?」

 って聞いてみるんですけど、多くの方が

「あんまり覚えていないなー」

っておっしゃるんですよね。

なんだかんだで、人間は食べる機能を獲得していく。

初めての離乳食にチャレンジする保護者の方もリラックスしてスタートしましょう。

まず、

↓私のお勧めサイトです。

ここの情報は信頼性が高いと感じています。

 Q&Aコーナーが面白いですよ。

みんな似たような悩みがあるんだなーってホッとします(笑)

離乳食Q&Aコーナー

 「この食品を、これくらい、あげていれば間違いない」 

っていうのがきちんとあれば、わかりやすくお伝えできるのですが、

離乳食の進め方にはけっこう「幅」があります。

離乳食に限らず、必要栄養摂取量の幅は老若男女問わず個人差が大きい。

ということは分かっています。

なので、適切なお食事が摂れているかどうかを考える時には近くの数人の子どもと比較して判断することはお勧めしません。

(友達)「離乳食よく食べるんだよー」

 (私) 「まじか。うちの子はあまり食べない・・」

って心配になっちゃうとかね。

よく食べるって見方もその人の主観で、ごく一部分を見てるだけなのであまり気になさらず。

日本全国で調べた身長体重のデータがありますので、それは参考になります。 

↓「身体発育曲線(成長曲線)」です。

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https://www.wakodo.co.jp/ikuji/cmn/pdf/shintai_nyuji.pdf

下のラインは3パーセンタイル値(100人いたら、低い方から数えて3番目の値)
上のラインは97パーセンタイル値(100人いたら、低い方から数えて97番目の値)

この曲線に沿うような形で身長、体重が順調に伸びていれば、

とりあえずこの子なりに栄養が摂れているという見方をします。

 ・曲線から大きく外れる(太りすぎ、やせすぎ)

 ・ずっと横(伸びが見られない)

こういう場合はまずは医師や専門職の方と相談しましょう。

母乳、ミルク、離乳食について見直します。

身体発育曲線は前思春期のホルモン異常の発見にも役立ちますよ。


離乳食の進め方の目安

授乳・離乳の支援ガイド 2019(厚生労働省)から

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上記のようなステップアップがあります。

離乳食の目的

(1)食べ物を口の中でつぶす、飲み込むの練習(初期~)

(2)味覚を育てる(初期~)*時期に応じていろんな食材にチャレンジ

(3)栄養摂取(中期ぐらいから気にする)

(4)自分で食べられるトレーニング(後期~)

 

初期のポイント(5~6ヵ月)

おかゆからスタートしましょう。

母乳、ミルクが主な栄養源ですので、離乳食に栄養を求める必要はありません。

 もぐもぐ、ごっくんが上手にできているかどうかチェックしましょう。

食感をけっこう気にするので、食事が進まない時は、もっと滑らかにして、トロミをつけてみます。

(超おススメ)

「ハンドブレンダー」です。

あっという間にできます。

長男の時、裏ごし器やすり鉢でやっていましたが、早く気づけよって思いましたね。

ずっと持ってたんですよ。ハンドブレンダー。使ってなかった。

もし、ハンドブレンダーでも滑らかにならない場合は、追加ですり鉢等を使うと良いですね。 

おかゆの作り方

*動画だけは自前で作ってみたという。作ってみたかっただけなんですけど。
 

中期のポイント(7~8ヵ月) 

もぐもぐ、ゴックンが上手になってきたら、肉や魚類を積極的に利用してたんぱく質、ビタミン類、鉄等の栄養のバランスをとるようにしたい所です。

脂身の少ないものからスタートです。

下でつぶせる物であればペーストにしなくても良いです。

豆腐とほうれん草のあんかけ

肉や魚は硬く、パサパサになりやすく苦手にするお子さんもいらっしゃいます。

細かく刻んで、トロミをつけてあげましょう。おかゆに混ぜても良いですね。

 

後期のポイント(9~11か月)

手づかみ食べにチャレンジしてみましょう。

手づかみ食べが上手にできるとスプーンやお箸の上達も早いです。

手が汚れるのを嫌がる子は汚れにくい食材を使って。

過去記事に我が長男の時の手づかみ食べが載っています。

これはやりすぎたか・・


サバ缶と豆腐のハンバーグ


完了期のポイント(12ヵ月~1歳半)

後期~は3回食になってきます。

3回食になると食事のリズムを大切にしましょう。

ポイントは「お腹を空かせる」。

離乳食だけでなく、幼児食でも大きなポイントです。

お腹を空かせるためには、食事と食事の間の時間をしっかり取ること。

お腹空かせたタイミングで食事が出ると、幼児期にある、偏食、遊び食べ、虫歯等、あらゆるお食事の悩みが解決する可能性大。

大人の料理から取り分けて離乳食にアレンジすると便利です。

・大人の完成品から使えそうな食材を選んで

・硬ければ追加で煮る

・フォーク等で適当な大きさに

・味が濃ければ、白湯で薄める

完了期の離乳食例

離乳食の肉じゃが


食物アレルギーについて

初めて食べる食材については小スプーン1さじ与えてその日の様子を見ましょう。

問題なければ少しずつ増やしていくという対策です。

基本的に離乳食が始まる前にアレルギーの検査をする必要はありません。

食物アレルギーの検査で異常値が出ても食べられることがよくあるからです。

食べていく中で皮膚や呼吸器などに症状が出た場合に調べるようにします。

 食物アレルギーの予防を目的に離乳食の開始を遅らせたり、特定の食材のスタートを遅らせたりするは勧められていません。

食物アレルギーの原因食材としてメジャーな卵も新しいガイドラインでは5ヵ月頃から使える食材になりました。(前は7ヵ月頃)

 離乳食を遅らせることが食物アレルギーのリスクを高める可能性が指摘されているからです。

食物アレルギーについては、今までの常識が変わることがしばしばあります。

どんどん新しい事が分かってきているということでしょう。

 

最後に

インターネットで何でも調べられる世の中になりました。

でも、あー言っている人もいれば、こー言っている人もいる。

しかも、コンピュータは閲覧している人が「好きそうな情報」が検索結果上位に来るので、一度まちがうとずっと違う方向の情報だけが入ってくる可能性があります。

私も気を付けて情報収集して参ります。

 

また報告しまーす!

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照明って超重要なんですね・・これはうまくいったような気がする。

おかゆと人参は・・どんまい。



↓少しずつ動画増やしていきます


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