まだきていない未来の話
やっと、世界を震撼させた疫病の流行も過去のものになりつつあり、日常が数年前の普通に戻ってきた。
花粉症の人はマスクをするし、顔を隠したい人もマスクをする。ウィルスに敏感な人も引き続きマスクをするし、まわりの圧力でなんとなくマスクをし続けてる人もいる。
それこそ日常だ。
私の周りも引け目を感じることなく、旅行に行き始めた。
海外に行く友達も増えてきた。
それなのに、私は引きこもりオブ引きこもりから抜け出せない。
コロナ禍で今まで以上に出かけなくなったことで、たまに連絡を取って会っていた数少ない友達とも余計疎遠に。
ひとりはラク。
ひとりは心地いい。
ひとりはとにかく自由。
それなのに、たまに不自由。
ソロ活女子なんてものも流行っているし、いいなーとは思うけど。
とにかくスタートが切れない。
私は不自由だ。
このまま歳をとって、老人になって、茶飲友達もいない私の未来は本当の意味の孤独な老後、なんだろう。
未来は明るい、とか言うけど。
自由なおひとり様を楽しめる老人になれるのか不安でしかない。
こんなことを考えていると、心が荒んでくる気がする。
ひとりが好きなのに、このままじゃだめだ、と思う矛盾。
心が弱い。不自由な心。
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