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とても長いトレッドミル・デスク!ウォーキングルームに会いに来てください―2023.04.04 FAST COMPANY(Pick up#013)

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とても長いトレッドミル・デスク!ウォーキングルームに会いに来てください ―2023.04.04 FAST COMPANY

■起こっていること(記事要約)

  • アムステルダム(オランダ)のテナントビル1階に計画された世界初の「ウォーキングルーム」。狭いベルトではなく、8〜10人が収容できる10フィート×12フィートの大きさの移動式カーペットについての記事。

  • 健康的な生活を送るために運動を職場に取り入れることを使命とする理学療法士と元プロテニス選手によって設立された会社が開発。

  • 会議室で会議をする代わりに、ウォーキングルームの時間枠を予約し、会議中に大型トレッドミルで歩くことができる。この部屋には3つの速度があり、最も一般的に選ばれるのは時速1.5または2マイルで、パワーウォークモード(時速3マイルをわずかに超える)の選択肢もある。遅いスピードは電話をかけたり、集中的なタスクをこなすのに最適であり、中程度のスピードはグループミーティングや1対1のミーティングに適している。

■重要な理由(記事要約)

  • 開発者たちは、座ることが喫煙に等しいと考え、歩きながらミーティングをすることで健康を向上させ、エネルギーを増やし、ストレスを減らし、生産性を高め、創造力を高めることができると信じている。

  • ウォーキングルームを使ったミーティングは、会議室でテーブルの周りに座っているよりも、互いの健康に対する配慮や、集中力と生産性を向上させるという利点があるとされている。

  • アムステルダム応用科学大学の研究者と共に、開発者たちは平均年齢40歳の男女事務員170人を対象に、6か月間にわたる研究を実施。参加者のうち、一部はジムで見かけるような個別のトレッドミルを試し、他の人たちはお互いに近接しながら独自のトレッドミルで仕事をすることができるグループに分けられた。その結果、65%の人がより生産的だと感じ、62%がストレスが減ったと感じ、60%がより創造的だと感じたと報告。
    同じ研究で、チームは、トレッドミル上でお互いにグループ化された場合、人々はより熱心になることがわかった。

■将来への影響(記事要約)

  • ウォーキングルームはエネルギーや生産性以上のものを提供するものであり、チームスピリットに関するものである。COVID-19の後、職場でのチームスピリットを促進することが、オフィスに人々を呼び戻すために創造的な方法を模索する企業にとって重要な課題となっている。

〇参照
①記事:とても長いトレッドミルデスク!ウォーキングルームに会いに来てください / FAST COMPANY
②記事:「ウォーキング会議」が創造性も集中力も上げる / Harvard Business Review

■記事からの個人的な知見等

⇒ウォーキングミーティングは、Harvard Business Reviewにもあるように前から創造性、集中力向上の方法として知られていた。それをテナントオフィスの一角で実現させている。ウェルビーイングをもたらすテナントビルは借り手から望まれているものであり、その側面としては面白い試み。
オフィス内、ビル内でのアメニティについては、変化が起こっている記事も出てきているので、総合的な目線で評価も必要。


※表紙画像:Lex Sirikiat/Upsplash

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