■Stats:
アメリカ職場調査2022 ―2022.12.06 Gensler
■調査の概略
2022年6月14日から8月7日までに2,000人以上のアメリカの職場で働くワーカーを対象とした匿名回答のオンライン調査。
現在のオフィスでうまくいっていることやそうでないこと、そして従業員が働くための魅力的な場所を作るためのデザイン的介入が何であるかを理解するための調査を行った。
職場データによると、労働者たちは依然としてオフィスを自分の仕事に集中する場所として重視していますが、より多様なスペースや体験を求めており、自分たちの仕事をより良くサポートし、居心地の良い場所を作りたいと考えている。
■参照データ / 将来への知見
■記事からの個人的な知見等
⇒①オフィスでの作業を望む割合がパンデミック前と同水準であること、そして②従業員がオフィスに戻る理由のトップランキングが「チーム/同僚と直接働くこと」から、「仕事に集中するため」という理由へ変化し、③企業側としてよりオフィスに戻すためには従業員側へ提供するオフィスでの経験が重要視されていること。
①:完全なオフィスだけでの仕事は考えにくく、ハイブリットワークではあるが、そのなかでもオフィスでの作業を望む割合が戻ったことに転換期の節目を感じる。
②:個人的にも変化してきていることだとも感じる一方で、チーム/同僚と直接働くことというより、チーム/同僚との直接のコミュニケーションは意識して取るようになっているとも感じる。ほかのチームメンバーや同僚の集中を妨げないオフィス空間での振る舞いもより個々に課せられているようにも捉えている。
③:一部の企業では取り組みとして活発化してきているが、それはやはり一部に過ぎないとも感じるところがあり、取り組みがなされていない職場に対して不満を持ち、会社を変える等の動きにもつながることは企業側として強く意識するべきことだ。
※表紙画像:Toa Heftiba/Unsplash