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マレーシアのタクシー運転手の賃金

マレーシア留学167日目。

今日乗ったタクシー運転手のおっちゃんがコミュニケーションをすごく取ってくるタイプだったので今まで気になっていたことを色々聞いてみました。

ただお互い第二言語の英語で喋っているので100%向こうの言う事を理解できているわけじゃないし、あくまでこのおっちゃんが言っているだけで全て事実とは限らないということだけご了承ください。

まず、おっちゃんは東南アジアで主流の配車サービスGrabのドライバーです。

Grabは日本で議論されているライドシェアと同じで、日本で想定しているライドシェアは副業的な位置づけだけどこちらでは本業でやっている人がマジョリティらしい、

ドライバーの給料は一時間当たり8~12リンギ(約250円~約400円)。
午前6時~午前9時、午後4時~午後8時の時間帯はピーク時なのでお客さんを乗せれば乗せるほどインセンティブが発生するけどそれ以外の時間帯ではインセンティブはないらしい。

おっちゃんには二人の子どもと専業主婦の奥さんがいて、子どもは医療系学部とIT系学部(私立)で勉強しているからおっちゃんは二人分の学費を一人で稼がないといけないらしく、朝6時から夜の24時までほぼ毎日働いてるらしい。

休憩は12時から16時までの4時間だから毎日14時間労働。

最低月給は4,200リンギ(約14万円)程度でそこにインセンティブが加わる。

どのくらいインセンティブをもらっているのかは知らないけど、日本人でも安くないと感じる物価状況で家族四人の生活費と子供二人分の学費をこの仕事でまかなうのは相当厳しいんじゃないかと思う。

おっちゃんはマレー系だったのでなにか政府から補助があるのかな。

親戚同士のつながりも強そうだし。

東南アジアは物価とローカル民の賃金がかけ離れすぎている気がする。
高い経済成長率とともに一部の国民は所得をぐんと上げて物価も上がっていくけど多くの人は置いていかれて厳しい経済状況にあるのかも。
フィリピンにはいまだにスラム街やストリートチルドレンも多いし。
それと比べればマレーシアは全然マシだしこれからどんどん賃金も上がっていくでしょうね。
↓2020年代後半には高所得国入りもする見通し
https://www.nna.jp/news/2691636


またタイミングがあれば他のドライバーの方にも話を聞いてみます。

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