【詩】いつか届きますように
昔の君へ 懐かしき君へ
聞こえるかい? さあ届け
昔の君へ 懐かしき君へ
伝えたいんだ 今聴いて
ねぇ、覚えているのかな?
幼い頃のおおあくび ほわんとしてた休日も
あったんだよね 愛しいな くすぐったくて照れ隠し
あのさ、忘れてしまいたいかな
涙で くしゃくしゃ俯いた 心が凍てつく冬空は
いつまでたっても 消えないね
全部が私で、強くなんかなくて
そんな私の 記憶がいっぱい 胸に宿る
ああ すべてをよかったってさ
笑えてたなら 未来は変わるかな
何度も問いかけ 膝を抱え
うそぶいた日々に 漂って
そんなこともあったねと 涼しい顔で言えたらな
軽やかに笑えるほどに 大人になれたらいいねとさ
苦笑いする君だって 闘ってきたの わかってる
それもきっと大切なあなただよって言ったなら 言えたなら
それでも君のことをいつだって 愛してるから 信じてよ
信じてあげてほしいのだ いつだっておいで 抱きしめるよ
愛してると触れたなら 君は怒ってはらいのけるかい?
そんな君も大事だよ、いっても かぶりを振るのかな
時間がかかることくらいはさ 承知の上で 歩いてる
それでも生きていたい、て たくさんの景色みたいって
そう思っているんだよ
想っているから そばにいさせてほしいのです
ねえ、私へ ねえ、私へ
何度でも 呼びかけるから ここにいて
あのね、君は君でいい いつかそれに気づけたら
もう一度 ぎゅっと抱きしめる
約束するから ゆびきりげんまん
君は嘘はつかないって 知っているから 針はいいや
【写真】
KENTA SUGIMOTO
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