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詩 桜

自分という境界線を壊されて溶かされて
わたしの知らないわたしを見せつけられて
快楽的で背徳的で官能的で依存的な
涙がでるほど甘美な世界へと堕ちてゆく。


*
地面に堕ち踏み躙られ泥にまみれた花びらは
甘い香りを漂わせ大地を醜く彩るでしょう。
もうすぐ桜の一番美しい時期ですね。

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