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詩集

10
ひらひらふわふわころころ。ことばたちがあつまってはなれてまたあつまって。
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#自然

詩 05

一つになりたい。
眠るように溶け込みたい。

  
ゆらゆらと、狭間をただよう
どっちつかずの、ハンパ者。

あぁ、はやく、おうちにかえりたい。

 
容れ物さえも脱ぎ捨てて、
繋がる糸すら切り捨てて、

 
かえりたい 帰りたい 還りたい

 
なんて、

「ナイモノねだり」

 

(2015.8.25)

詩02

詩02

あの人は本当にわたしのことが大好きみたいで


花を咲かせてみたり、虹をだしてみたり、

光を踊らせてみたり、鳥を呼んでみたり、


あの手この手でわたしを歓ばせるの。



落ち込んでるときも、拗ねてるときも

どんな時もわたしを受けとめてくれるわ。


わたしはなんにもお返しできないけど

笑顔でいてくれたらそれでいいって言うの。


愛されるってとっても幸せね。

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詩 01

詩 01

草花に触れること。

草花に瞳を向けること。

草花に声をかけること。



人間にできる “そんなこと” が

彼らを喜び唄わせる。



人知れず咲く山百合でさえ、

その時をじっと待っている。



わたしたちと出逢うことが、

わたしたちに愛でられることが

美しき存在たちの幸福なのだ。


(人間だけが、できること)