株式会社アグリゲート/旬八青果店の代表

株式会社アグリゲートという会社で生産(仕入)、製造、販売を一気通貫した八百屋の旬八青果店を運営しております。 運営を通じて感じている食や農の業界の事をお伝えいたします。

株式会社アグリゲート/旬八青果店の代表

株式会社アグリゲートという会社で生産(仕入)、製造、販売を一気通貫した八百屋の旬八青果店を運営しております。 運営を通じて感じている食や農の業界の事をお伝えいたします。

最近の記事

"オイラ大地"グループに入って変わった・変わりそうな事~販売編~

販売に関しては、オイラ大地グループに入った事で直接的な影響(メリット)を享受する部分、今こそ進んで改善しようと考えている部分がありそれらを書きたいと思います。 1.通販店とリアル店の販売期限基準の違いで生まれる、超お値打ち商品旬八青果店は、誰がどう見ても、路面に店舗が構えられた「ザ・リアル店」です。リアル店の特徴(強み)は「手に取って商品を確認できる」事にあります。 この場合、賞味期限が極端に短いものが仮に売られていると"買わない"という選択肢も取れますし、賞味期限が極端

    • "オイラ大地"グループに入って変わった・変わりそうな事~仕入編~

      オイラ大地グループに入ったことで、ミッションの1つとして「oisix」ブランドで販売する青果の調達を担わせてもらっています。(もちろん、グループとはいえ、1品1品が是々非々の厳しい判断(味・時間経過における味変化など)基準で判断されます) そんなミッションを担わせていただいた事で、前向きな意味で「変わった・変わりそう」な事があります。 1.産直比率端的に言うと、産直比率が上がると考えています。 今はだいたい少ないときで【産直:市場】の比率が1:9で、多いときは3:7とか

      • 「株式投資型クラウドファンディング」への挑戦と再拡大の戦略について

        1.株式投資型クラウドファンディングへの挑戦2023年8月(8月8日19時半~申込開始)にイークラウド社の提供するサービスを利用させていただき、「株式投資型クラウドファンディング」へ挑戦させて頂く事になりました。 それもあって、久々のnoteになるのですが、これからの事をつらつらと書かせていただきますので、ぜひご一読頂けると幸いです。 ※早速募集ページを見に行かれたい方は下記リンクより※ https://ecrowd.co.jp/projects/25 2.約25店舗の

        • 「どんな店か?」の金太郎飴法則

          改善向上途上の「言い切れない」事をあまり書かずにきたのですが、 今回は記録や(数少ない)読んでくださってる方への 参考程度に書いておこうと思います。 どういう店だから、お客さんが増えるのかについて 現在、旬八青果店(リアル店)の方では集客の施策を様々試しています。 経験上、「値引き」をするとお客さんはわりかしすぐに増えます。 初めはいいのですが、 「これなんで安くないのよ!高いわね!」みたいな、 価格でクレームを言う方まで来たり?という状況も生まれたりで、 『あれ?この

          「客数」?「客単価」?"セリア"から学ぶ利益を上げる取り組み

          久々のnoteですが、感動したので書く事にしました。 100円均一ショップで多くの方が知るであろう"セリア"さん。 4大100円ショップ(ダイソー、セリア、キャンドゥ、ワッツ)の中でも営業利益率がずば抜けて高い会社です。 ※ダイソーさんは非上場なので営業利益出してません ▼参考にした資料 https://sharedresearch.jp/ja/companies/2782 0.「売上」=「客数」×「客単価」非常に当たり前の事から書くと、 売上は「客数」と「客単価」の掛け

          「客数」?「客単価」?"セリア"から学ぶ利益を上げる取り組み

          八百屋の「販売」進化論

          前回仕入論を書いてから大分経ってしまいましたが、 今回は仕入と優劣つけ難いほど大切な「販売論」を"進化論"形式で書かせていただきます。 八百屋は小売の基礎とも言えるくらいのシンプルな構造なので、 小売を"やってる人""やろうとしてる人"には多少は参考になると思われます。というか、そうなるように頑張って書いてみます。 先日書いた『仕入論』はスタンスの話でしたが、 日々実践の際にスタンスの体現を意識し目指しましょうというものでした。 一方、『販売論』に関してはスタンスというよ

          8勝2敗の仕入論

          商売において「仕入」と「販売」はどっちも同じくらい重要かと思います。「販売」する力がなければどんだけ良い「仕入」をしても宝の持ち腐れですし、良い「仕入」が出来なければ「販売」において脚色が強くなっていったり、付加価値(粗利率を極端に落とす)を付けずに販売せざるをえなくなります。 それはどんな業界でも同じかとは思うのですが、青果業界という特殊な業界においての仕入論を書かせてもらいます。 1.青果という巨大な市場の特徴当社は、多様な仕入れチャネルから仕入を行います。 生産者さ

          "八百屋で結果が出せる「店長」を育てる"という成長産業化計画

          食農業界に他業界でも活躍できるような成長ポテンシャルの高い 人を巻き込んで、食農業界を成長産業にする 0.前置き上記文言はアグリゲートを起業した時から 言葉の表現変化はあるもののずっと発信を続けていた事であり、 成熟した大きな市場・産業で劇的な変化を起こすための王道である と信じられている事です。 きっと、成長ポテンシャルが高い人は身を置く事でなるべく短期間で成長するであろう「業界」「職種」もしくは「仕組で成長させる構造を持つ会社」、に就こうとするはずです。 しかしなが

          "八百屋で結果が出せる「店長」を育てる"という成長産業化計画

          「旬八青果店7年目の決意」を経て9年目を迎えて。

          こんにちは。 早いもので7年目の決意から、 もう少しで2年ほどの時が経ちます。 お陰様で、今年の10月10日で旬八青果店は丸8年を迎えます。 あれから続きを聞きたいという声をいただいたりしてたんですが、 書くタイミングを失ってほぼ2年も経ってしました。 状況的にも気持ち的にも書けるタイミングが来ました。 この記事は、 創業者兼経営者の視点で書かせてもらうので、 自分たちの事ではありますが少し客観的な表現も入れています。 1.2年間で行ってきた事の概要この2年間、振り返ると

          「旬八青果店7年目の決意」を経て9年目を迎えて。

          旬八青果店の6年間と7年目の決意

          みなさま、こんばんは。 今日ももう終わりますが、 ちょっと暑苦しい想いを書かせて頂きました。 2013年、10月10日。 6年前の今日、旬八青果店は生まれました。 このブランドを始める当初、 私は"八百屋"をやりたいと考えたわけではありませんでした。 しかしながら 「社会に果たしたい価値」 を深堀していった結果、 八百屋という青果の専門店が、 豊かな暮らしをつくる上で とても大切な場所になると考えるようになり、 「八百屋」に興味を持ちました。 しかし東京という都市からは

          旬八青果店の6年間と7年目の決意