自己紹介させてね。
はじめに
皆様初めまして。
もう既に私のことを知ってくださっている方は"いつもありがとうございます♡"
改めまして、清本五月です。
この度、NOTEを始めることにしました。
文章を書くことが大好きな私。
今までは店長ブログで毎日のように記事を書いていたけれど、諸事情により書く場所が無くなってしまったので…
代わりにNOTEを選んだというわけです*
ここでも今までと同じように少しでも皆様(特にキャストの女性)のお役に立てるように私の価値観や経験、アドバイスなんかを綴っていければと思っています。
せっかくリニューアルすることですし、結婚、離婚、病気や出産など…今まで書いてこなかったようなこともこっそりシェアしていきたいな。
先日Xには投稿したのですが、実は3月に起こった一連の出来事に関しては未だに収束していない状況です。なので、発信出来ることを手放しに喜べる状態ではないのですが…今の自分に出来ることは私をフォローしてくださっている皆様に向けて有益な情報をお届けすることだと考えています。
それが私にとっての幸せでもあるから。
だから、前進も後退も出来なかった八方塞がりの状況からほんの少しだけ動き出すことをどうかご容赦ください。
前置きが長くなってしまいましたが
今回は初めての投稿ということで、改めて自己紹介をさせてくださいね。
職業、清本五月
職業、清本五月。
かっこつけたことを書いてみましたが
私は本当にそう思っていて、
清本五月という人物を演じることこそが私の仕事なんですよね。
というのも本来の私と清本五月という人物は良くも悪くも全くの別人。
キャストの仕事って女優のようなものだからこそ、お客様から求められる人物像を自分の中で明確にして演じることが私たちの仕事であると考えています。
これは現役を引退しても同じで、店長として、そして広告塔として、周りから何を期待されているのかということを考えながらその通りに振る舞っています。
源氏名の自分にとってのテーマは"どうありたいかより、どうあるべきか?"
そして本来の自分が幸せに生きる上で大切なのは正反対のことで、"どうあるべきかよりどうありたいか?"
このように二人の人物を完全に切り離して考えることによって私は本来の自分を大切にすることが出来ているんです。
日本三大店キャスト時代
そんな私は、2020年まで滋賀県にある雄琴のお風呂屋さんで泡姫として働いていました。
飲み屋さんで働いた経験もなく、風俗で働いた経験もなく、いきなり飛び込んだお風呂屋さんの世界。
"どうせやるのなら、一番高いお店で!"と思い
雄琴一番の高級店と言われていたお店に面接を受けに行きました。
「顔も体型も至って普通、経験もないし器量もなさそう。
系列の中級店を紹介するから、そこで経験を積んでから移籍してきなさい」と言われた私。
しかし、「嫌です。ここ以外のお店なら辞退します。」と食い下がりました(笑)
絶対に頑張りますからと半ば強引に採用を勝ち取り、確か数日後にお店の講習を受けました。
そして、なんとかいけるだろうというところまで指導していただき念願のキャストデビュー。
どんな名前になるかな?可愛い名前だと良いな。と楽しみにしていたのですが
マネージャーさんから告げられたのは「清元さつき」という23歳の私にとってはなかなか渋い源氏名でした。(当初は清本ではなく清元でした。名前もひらがなやったの。)
恐らく、苗字は雄琴にある清元という料亭から。
デビューしたのが五月だったから名前はさつきになったのだと思います。(笑)
今ではこの名前が大好きなんやけどね♡
こうして23歳の5月に泡姫となった私。そこから引退するまでの7年間、本当に沢山の経験をしました。
いま思い返すと正直辛いことの方が圧倒的に多かった気がします。何度も泣いたし、何度も体調を崩したし、常に多くのストレスを抱えていたから。
でも、自分の才能が花開いたのは紛れもなくこの業界で、今までの人生で何かをやり切った!と思えたのも初めてだったんですよね。
業界に入って間もなかった当時の私の接客は、とにかく愛嬌勝負でした!
本当にそれだけ。実は泡の作り方さえ知らなくて、椅子の使い方も浴室ならではのサービスも全然分からないまま前のお店は退店しました(笑)
なので、私は実はNo. 1キャストとしては大器晩成タイプだったのかもしれません。
逆に愛嬌という武器だけで数年間よく頑張っていたなとは思いますが。
幸いにもこの愛想振り撒き大作戦は成功し、入店してから順調に本指名のお客様がどんどん増えていって、数ヶ月経った時に突然リピートランキング1位になったことを今でも覚えています。
誰にも言えない、履歴書にも書けない実績だったけどすごく嬉しかった。
自分の頑張りが形となって評価されるのは素敵だなと感じました。
その後は1位になることもあれば2位、3位、5位のように順位は変わることは多かったものの次第にお店のランカーと呼ばれるようになっていきました。
いちばん嬉しかったのは当時、お店の名物だった花びら回転イベント(3名のキャストが30分ずつ同じお客様を順番に接客し、順位を競うというもの)にて
1日で9名のお客様からオール金メダルを頂いたこと。
このイベントではお客様からのリアルな評価が残酷なまでにストレートに伝えられるので、メンタルが落ち込むことも多かったですが良い鍛錬になったと思います。
イベントに参加するたびに金にこだわり続けていたからこそ、密かな自分の目標を達成できたあの日は本当に嬉しかったです。
見えてきた業界の本質?
そんな風に経験を積んでいた私ですが、段々と分かってきたことがあったんです。
それはお店にお越しになるお客様には性欲だけではなく隠れた様々な欲求があるということ。
もちろん基本サービスとして私たちは性を提供するのだけれど、それだけではファンにはなってくれないんですよね。
そして、私の本指名のお客様には共通していることがあって
それは何かというと私に恋しているということ!
恋といっても本気で恋しているわけではなくて、疑似恋愛を楽しんでくださっているようなイメージです。
ときめくことでお客様は本当の意味で満たされファンになってくださる。
つまり、この仕事の本質って目には見えない"心"の部分なのだと悟ったんですね。
同時に分かったのが、恐らく私は男性の心を突くのが得意なんだなって。
そして、それこそが本指名を獲得するための秘訣なのだと考えました。
高級店で安定して稼いでいくためには本指名を獲得することがかなり重要になるのですが、その点でいうと私には高級店という場所が合っていた気がします。
でも、以前の私はやる気はあるし、人一倍負けず嫌いではあるけれど
行動がいまいち伴っていませんでした。
接客は好きだけど、当日欠勤は多いし
その日その時の気分によっては接客のムラがあったし
"おもてなし"という概念も当時はあまり無かったんじゃないかな。
だからランカーにはなれるけど、不動のNo. 1にはなれない。
指名は取れるけど、お客様によっては全く刺さらないこともある。
そんないまいち突き抜けられない自分が大きく変われたのは
今のグループに移籍してからのことでした。
移籍後、グループ史上No. 1キャストになるまで
なんとなくダラダラと働いていた私がある日、移籍を決めたのはあまりにも酷かった掲示板での誹謗中傷に耐えられなくなったから。(掲示板についてはまた改めて綴りたいと思います。)
仲の良いお客様の前で突然泣いてしまったり、お店に向かっている途中で頭痛や腹痛に襲われるようになったり、休みの日もあまり笑わなくなり何をしても楽しいと思えなくなってきて、これはダメだなと思い信頼していた当時の恩師にだけ辞めることを伝え、こっそり移籍したんです。
プルプルプレミアムに移籍した後も掲示板では
どうせ売れずに辞めるとか、プレミアムでは通用しないとか色んなことを書かれました。
悔しくて悔しくて、絶対に成功してこの人達を黙らせてやるんだ!!!と心に決めた私は掛け持ちしていた飲食店を辞めて、お風呂屋さん一本で働いていくことに。出勤日も増やし、出勤時間も前よりも長くしました。
しかし移籍してきた当時、私はもう27歳。
ぶりぶりキャピキャピ(?)だけではもう通用しないはず。
そこで、マインドから変えていくことに。
お客様は大切な時間とお金を使って自分に会うためだけにこんな辺鄙な場所にまで来てくださるのだということを肝に銘じ、もう当欠はしない!そしてお客様お一人お一人と今まで以上に向き合うことを誓いました。
そして高級店ならではの"おもてなし"にフォーカスし、お客様に最高の体験をご提供することを意識するように。今、私が師匠と呼び慕っている方との出会いも果たし、その方から多くのことを学びました。
師匠から教わったことは全て実践しましたし、自分でも浮かんできたアイデアを形にしていっては接客の引き出しを増やしていきました。
また、男性の心理や傾向なんかも自分なりに考えてみては実際に検証し、データを取り続けることで成功する確率(新規リピート率)はどんどん上がっていきました。
前のお店を黙って辞めてしまったからなのか、仲の良かったお客様は思っているほどお越しくださらなかったのですが、逆にプルプルプレミアムで沢山の出会いに恵まれました。本指名率は平均して90%ほどでしたが、最後の最後まで"初めまして"と言える出会いの機会を持ち続けることを意識していました。
そんな風に、業界一筋でがむしゃらに働いていた自分にとって、やり甲斐を感じられるのはやっぱりNo. 1になったとき。しかし当時お店にはランキングがありませんでした。
そこで上司に直談判し、私の成績を一度見てみてほしいと伝えたんです。
渋々キャスト全員の総リピート率(総接客数に対するリピート率)を計算し始めた上司。
そして判明したのが私の総リピート率がお店の創立以来、一番の高さだったということ。あまり普段褒めてくださらない上司がすげー!とおっしゃってくださいました(笑)
そうして私はグループ史上No. 1という肩書きを頂くことが出来たんです。
ちなみに私はポリシーとしてコースは120分か150分のみ、貸し切りやロング接客はなし、原則電話予約のみでした。つまり、本指名の数はそのままお客様の数のようなものです。
予約は一週間前から開始でしたが、予約開始から30分以内には常に完売していました。お客様からは嵐のコンサートより取るのが難しいと言われたこともあります(笑)
この叩き上げのスタイルを貫いたからこそ、自分の発信には説得力があると仰っていただけるのかなと思います。
なんだか自画自賛のような文章ですが…
私がお伝えしたいのは、自分は嘘偽りのない実績を積み上げてきたということ。そして私が発信しているのはそんな実績ベース、No. 1キャスト目線でのマインドや経験によるものだということです。
それだけ本気でこの仕事に向き合ってきたという自負があります。
そして、私がNo. 1であることと同じぐらいこだわってきたのが一流であり続けることです。
立ち振る舞いを徹底し、発信においても品性を損なわないこと。
悲しいことにまだまだ偏見を持たれやすいこの業界だからこそ、普通の女性よりも女性らしくどこか一目置かれる存在であることが大切なのではないでしょうか。
美しい所作、美しい言葉遣いを身につけることで真の女性としての価値が生まれるのだと思います。
そんな一流キャストとしての心構え。
これだけは誰にも負けないと思っています。
引退、キャストから店長を経て
キャストであること、女性であることを全力で楽しみながら働いていた私ですが、2019年に子宮頸がん検診にて高度異形成と診断されたことにより現役引退を決意しました。手術を受けたとしても、その後また再発するリスクがあることを考慮しての判断です。
そして2020年12月28日に現役を引退し、その後は同店の店長に就任しました。
そこから昨年末まで店長として働いていましたが現在は退任し、発信活動をメインに仕事をしています。
店長になってからのことについては色々なところでお話させていただいているので今回は割愛させていただきます。
すごく長くなってしまいましたが…これが私の経歴です。
引退して、気づけばもう3年になるのだと思うとなんだか感慨深いですね。
3年も経てば業界も大きく変わると思う方がいらっしゃるかもしれませんが、私はそうは思いません。
人間の脳って100万年前からずっと変わっていないと言われていますし、どんな業界だって本質的なことは昔も今も同じだと信じているからです。
世の多くの男性が無意識のうちに求めていることもきっとずっと変わらないはず。
実際、今でも沢山の女性が私の接客アドバイスを参考にしてくださっているし、指名が増えました♡という嬉しい報告もしてきてくださるから…*
だから私はこれからも信念を持って発信し続けます。
きっとね、少しは皆様の役に立てると思うから♡
というわけで、明日も明後日もNOTEでお愛しましょう♪
こんな私ですがこれからもどうぞよろしくお願いいたします。
ありったけの愛を込めて♡
Hasta luego…