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五感で落とす。


今回は現役キャストの方へのアドバイスです。

現役の頃、とにかく"おもてなし"にこだわってきた私ですが
常日頃から意識していたのはお客様の五感へアプローチすることでした。

五感とは、視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚のことです。

私たちの仕事って、究極の接客業と表現されることが多いですが
それはお客様が実際に私たちを目で見て、声を聴いて、そして手で触れて、、、


そんな風に、全身で感じていただく究極の体験型サービスであるからこそではないでしょうか。


そして、キャストの皆様にとっても実際に接客をする上で視覚、聴覚、触覚が大切なのはイメージしやすいと思います。

しかし残りの二つ、嗅覚と味覚を意識されたことってあまり無いのではないでしょうか?

でもね、この二つも実はとっても大切な要素なんですよ。

お客様に最高の感動をお届けするには、五感すべてにアプローチして、心身ともに満たされるようなおもてなしを意識することが大切なんですね。


そこで今回は"嗅覚と味覚"二つの感覚にフォーカスした接客のヒントを綴っていきたいと思います。



嗅覚と味覚へのアプローチとは具体的にどのようなものがあるでしょうか?

嗅覚へのアプローチとして

・自分が香りを纏う
・お風呂で香りを楽しむ
・香りで余韻を残す

という方法があるかと思います。
それぞれについて掘り下げていきますね*

まず、最初に出来るアプローチは自分が香りを纏うことです。
そのために女性が使用しがちなのは香水だと思いますが、私的に香水の使用は避けることを推奨しています。

香水は匂いがきつく、男性の鼻に強い刺激を与えてしまったり、匂いを移してしまう可能性があるので注意が必要だからです。(実際に香水NGのお客様は多いです)

なので、香水は家を出発する前に付けておくとか、後は接客前に香水ではなくボディミストやヘアミストを軽く振るようにすると良いと思います。

すれ違いざま、近寄った時にふわっと香るのが上品な色気なんですよね♡

次に、お風呂で香りを楽しんでいただく方法があります。

接客用のタオルに控えめな香りの衣類用のミストを付けておいたり、お風呂のお湯に入れる入浴剤の香りを楽しんでいただくと良いと思います♡

私は毎回お風呂にはお花やフルーツ、他にも色々なものを浮かべていましたがレモンや柚子などの香りはお客様からも好評でした。



また、最後に香りで余韻を残すためのアイデアとして、名刺にも工夫ができると思います。

直接香水を振り掛けても良いですし、名刺を石鹸やお香と一緒に密封保存するのもおすすめ。

自分をイメージしてくれるような香りや、自分の愛用している香りをお客様と共有することでより深い印象を与えることが出来ます*

例えばご自身のお名前が植物にちなんだものなら、そのお花の香りを使用してみたり(さくら、ゆり、ゆず、ももなど)

季節感のあるお名前ならその季節を表す香り(春なら桜、夏なら爽やかなマリンやシトラス、秋なら金木犀、冬なら甘めのグルマン系など)を使用すると素敵ですよね。

もし入浴剤を使ったのであれば、その入浴剤に近い香り(例えば柑橘系とか、ローズ系とか、同じブランドのバスオイルとフレグランスを使うとか)を名刺に付けてお渡しすることで思い出の香りをお持ち帰りいただくことも出来ますよね。

こんな風に嗅覚に働きかけるおもてなしを意識されると良いと思います。



続いて、味覚へのアプローチはどのようなものがあるかというと

・季節の味を一緒に楽しむ
・最後のキスに味付けをする

などでしょうか。

季節ごとに、旬のお菓子などがあると思うのですが
(これからの季節だとお団子や栗にちなんだスイーツなど)
そういったお菓子を一緒に頂くのはおすすめです。

そして、キスに味付けをするというのは例えば別れ際にキャンディを口に入れて、そのままキスすることです♡


「何味でしょう?」とお客様に質問することで自然にイチャイチャ出来ますし、毎回行うことで二人だけのルーティンを作ることも出来ますよね。


このように、嗅覚にしても、味覚にしても、思い出としてお客様の心に残るようなアプローチをすることがポイントですね。

お客様に五感全てで楽しんでいただくという意識を持つことはプロのキャストとして、とても大切なことです。

今回ご紹介したこと以外にも、たくさん方法はあると思いますので皆さんなりのおもてなしを考えてみてくださいね♡

それでは今回も最後までご覧くださりありがとうございました。

この記事が少しでも参考になると幸いです。
Hasta luego...♡






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