【FX】ノーポジ【株】6526,6723,5406&7203含み損拡大
前回
【概要】
相場はNY時間から全面リスクオフ。
ただ、イスラエルの発表を言葉通り捉えると、やや態度が軟化しているように思える。
反撃は必ずするという前提はあるのだが、その方法については限定的とか死傷者を出さないという文言が出てきていて、もしかしたらサイバー攻撃での反撃に留めるのでは?という見方もある。
おそらくアメリカからイスラエルに横槍が入っているので、イスラエルもガンガンに強硬姿勢を見せつけるわけにはいかないのだと思う。
その割に昨日よりも市場は神経質になっているようで東京時間はほぼ全面安になっていた。
為替の方はあっという間に154円をぶち抜き、予想通り155円手前でもたもたし始めた。またこのあたりで膠着しそう。あるいは、もはや文字通りの口先となった介入発言が更に効力を弱めてしまってどんどん円安が進んでいくか。
というよりも、現在の為替は円安と言うよりドル高、しかもドルの一人舞台的な独走状態になっているので、なんらかの要因でドルが下げないと状況はかわらない。
これは他の強い通貨との相関を見ればわかる。
ドル円の上昇が円安主導によるものなら、たとえば私が所有しているペアだとメキシコペソ円も円安の影響で上昇するはずであるのだが、実際はドル円の上昇とともに徐々に下げていくし、ドル円が少し下がると少し上げてくる。ただしドル円の上昇のような急激なものではないので、強弱としてはドルが強くメキシコペソがその次で円が一番下ということになるのだ。
ともあれ、とにかくアメリカの経済指標が強すぎるしそれに伴って要人発言もどんどんタカ派になっているので、これも当然の結果であり、この勢いの中で日本の財務省が少々のドル売り介入を仕掛けたところで効果は一瞬。そんな無駄なドルの使い方はしないんじゃないだろうか。
ただ、そうすると日本国内の物価の高騰を抑制する手段として、日銀の利上げが正当化される事になるのだが、今の物価高がドル高および原油価格の高騰(ウクライナ戦争と中東情勢による)に起因している限り、基本的に物価は下がらない。それどころかローン金利等は急激に上昇するので国民の
生活は更に苦しくなる。
コストプッシュが止まらない状況の中で、単純に期限を切ってガス・電気の補助は打ち切られて5月分からの光熱費は各家庭で大幅に(毎月数千円単位で)上昇するわけだから、今年の賃上げが大きかったことなどはあっという間に相殺されてしまって、おそらくは庶民の生活はどんどん苦しくなり。賃上げが全く無関係の年金暮らしの高齢者は更に困窮していくことになる。
これは既定路線なので、実際に補助の打ち切りが決まれば、必ずこのような状況になるはずである。
夏以降に、所得税減税があるというが、そんな端金は、光熱費と日々の食費で疲弊してしまった国民にとって、効果は極めて小さく、子供のお菓子代が浮くというレベルの実感しか湧かないだろう。
この夏、電気代をケチり食費を抑えて栄養が行き届かないために老人の死者が増え、生活が困窮する子育て中の低所得世帯の心中が増えたりして人口減少が加速しないことを祈るばかり。
まぁ、老人と子供が同時に減れば、年金も子育て支援も不要になる理屈なので、もしかしたらバトル・ロワイアルよろしく国の政策として行われていることなのかもしれないが(笑)
【FX】
現状では無視。
【FXポジション】
ノーポジ
【株】
日経平均は大幅続落で39000円をあっさり割り込んだ。
個別短期では手持ちの5406神戸製鋼、6723ルネサス、7203トヨタのすべてが下落、追加で6526ソシオネクストの押し目を狙ったが、更に少し下げたので総じて含み損拡大。
しかし、日本の株式市場の現状では下げは押し目と捉えているので、ETFも含め下げた優良株を買増中なので、含み損は増えて良いので下げてくれている間が好機と見ている。
主に地政学リスクが高まることが下げの要因なので、少しでもポジティヴな情報が入れば大きく動く可能性あり。
明日以降も基本方針は変わらず、下げたら買い増し、上げ始めたらストップ。