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【エッセイ】Punk in supermArket~食物繊維
むらむら
最近書きたいことは山ほどあるのだがなんだか年末年始の怠けが祟ったのか、年明けいきなりの夜勤でダル味が抜けないのでひとまず、キャベツときのこについて書き散らそうと思う。
先日
ショッピングモールに行った。「鳥ぷろ」で焼き鳥を買おうと思って。
そして購入に無事成功し、帰宅しようとしてふと施設内のスーパーマーケットに目が行く。
「そういやぁ最近X(旧ツイッター)でキャベツについて目にすることが多いなぁ」
みたいな事があって、当然のことながらキャベツを。
キャベツについて、というかその他諸々の不満も含めてちょっと前に記事にしているのだが、まぁたしかに値段は高いよね。
このエッセイでも書いているのだが、高いと思ったら買わなきゃ良いのである。
と、言い切ってしまうと言葉が足りない。
買わなきゃならない人がいるからね。
とんかつ屋さんを始め、定食やお弁当などを販売することで生計を立てている方々としてはある意味、キャベツは必須のものなので買わないと言うわけにはいかない。そういう人は今、大変なご苦労をされていると思う。
だから、これはそういうお店の方ではなくて、家庭の食卓で使うキャベツの話として読んでいただきたいと思うのだけれど、もう一回言う「高いと思ったら買わなきゃ良い」のである。
当家の場合でいうと、そもそも人数が少ないので以前からキャベツを丸1個で買うという事が少なく、鍋とか回鍋肉とかそういう献立を予定したとしてもせいぜい半玉、サラダ的に使うならパックに千切りで入っている製品を買ってきて使っていた。
そこでふと気がついたのは、これだけ世間がSNSで拡散してまでキャベツ価格が高騰していると絶叫する割に、このパックのキャベツは値段がほとんど上がっていないということである。
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これ、確かに不思議な現象なのでちょいググってみたところが、これである。
なるほど、これを読む限り現在のキャベツ価格の高騰は主に天候不順に起因しているらしいということは間違いないようである。
また、カットキャベツの価格があまり変化しない理由については
「結論から申し上げますと、業界全体としてずっと固定価格でやってきたから。」
「高い値段で原材料のキャベツを仕入れ、据え置きで価格で得るので、正直、売れれば売れるほど赤字。」
ということで、これはもう、あっぱれな心意気と言う以外にない。見事な企業努力、あるいは業界努力である。
でもね、いかに「売れれば売れるだけ赤字」と言われても、私はこっちを買う。
これは以前から主張していることだけども、消費者は消費者の立場、消費者の目線を外すべきではないのだ。
ここで
「農家さんやカットキャベツ業界さんも大変な思いをしている、だから家計の苦しい当家ではあるけれども、ここはひとつ血反吐を吐き狂いながらキャベツを丸1個買ったりましょうじゃございやせんか」
なんて、鼻息荒くレジに並ぶ人を私は「愚」と呼ぶ。
これは、私が憎悪する財務省の「財源論」に毒されている証拠である。洗脳されているのである。マインドコントロールとも言う。
森卓さんの言う「ザイム真理教」の信者に堕ち腐りつつあるので気をつけたほうが良いとさえ言える。
国民が予算の「財源について心配」し「我慢を受け入れる」というのは間違いである。「愚」である。
国民はただひたすら自分の生活が豊かになるように考え、自らが選出した国会議員が国政の場において自分たちの主張を貫くことだけを考えればよいのであって「財源なんか知ったこっちゃない」という視点で正しいのだ。
同様に、農家さんやキャベツ業者さんの努力に感服しつつしかし、行動としては消費者らしく、家庭の豊かさを優先してカットキャベツを買えばよい、ということになる、あるいは。
「食物繊維」という栄養素にこだわってひたすら安いキャベツを求めて流浪する人は「愚の上に愚」である。
そんなもなぁキャベツじゃなくたって良いだろうに。
相変わらず庶民の味方であるもやしとか、ほうれん草とか、それでも高いと感じるなら割と価格の安定している納豆だとか、サラダ的に使いたいならこんにゃくを使ってみるとか、代替品はいくらでもあるのだ。
それでいいのだ。
といいながらここで私が推奨したいのはやはり。
きのこ
これについては過去に偏執狂の如き記事を上げているので、参照していただければと。
また、こうしてきのこきのこと騒いでいたら、普段からイラスト、小説等を楽しみに閲覧させていただいている「ミズノさん」様が、こんな可愛らしいきのこヴァージョンの女の子を描いてくれたりしたのでついつい鼻が伸び、更に偏執的なきのこ探求に明け暮れている私は、スーパーマーケットにいくとほぼ必ずきのこのコーナーを吟味するようになっている。
ちなみに描いていただいた作品は私に向けて描いていただけたものなので、他の人は使わないように。間違っても転載したりしないように。
禁転載。
そういう非礼かつ道理の通らないことに関してだけは厳しい私は、オールドパンクなので念のため。
私はすでにスマホの待受として使用させていただいている。
羨ましかろう。
地団駄踏むがいい。
さて、このきのこという食材は食物繊維も豊富だが、種類によっても独自の有効成分があったりしてかなり面白いのだ。
で。
そのショッピングモール内のスーパーで、今まで見たことのないきのこを発見。
それが山伏茸(ヤマブシタケ)である。
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このきのこの特有の成分としてヘリセノンとエリナシンというものがあるようで、これらは脳内の神経伝達を行うニューロンの促進に必須の成分ということであり、天然のこの物質が発見されたのは動物以外では山伏茸が初めてとのことである。
あ、そうそう、食物繊維に関して言うと、このきのこは100gあたり37.1gと、思わず「マジ?」と吠えたくなるほど驚異的な含有量となっていて、ぶっちゃけキャベツ喰うより効率的である。
つまり
高いキャベツ喰うこたぁない。
きのこ喰え。特に山伏茸を。
とまでは言わないが、家計に負荷をかけるような消費は避けて正解。
キャベツまるまる1個買ったほうが、総じて割安なのかもしれないけれども、後になって使うかもしれない分のキャベツを鼻息荒くして今日買う必要ないでしょう。
今日明日使う分だけをカットキャベツで賄って精神的負担を減らしましょうや。
「未来のために増税をうけいれよう」ではなく、「今日の生活のために減税しろ」である。
まず「今」である。
このままキャベツ価格が高止まりして、日本人のキャベツ消費量がガタ減りになれば、自然に値段は下がるのだ。
それが相場というものだ。
米がそうだったでしょ?
どんなものでも、基本は需給で相場ができる。
ただなぁ、最近は国が意図的に全ての物品の価格を上げるように仕向けているので、そのうち相場が崩壊するんじゃないかという懸念は抱いている。
まぁそれはまた後日。