【コラム】定額減税の蓋が開いた
定額減税はペテン
以前、定額減税は日本政府に拠る、日本の低所得世帯や高齢者世帯虐殺作戦の目眩ましを目的としたペテンであるという記事を投稿した。
で、先日この「岸田首相肝いり」の「定額減税」が実施されてみて、このペテンと岸田という人間の狡猾さについて、見落としていた部分があることに気づいたので、備忘録として投稿したい。
6月の大罪
日本全国の平均賃金を算出するときに極めて大きなウェイトを占めてしまうのが大企業の賃金であり、ここの賃金が大規模に上昇すると、インチキ政府は日本の賃金は上昇したとドヤ顔をカマすわけだがこの大企業に関して言えば、春闘によって獲得した賃上げ、これが給料に反映されるタイミングというのが6月の給料なのである。
身近な人への取材
職場で、若手の者に「おい、定額減税はどぉでぇ、お国からたんまり頂戴できたのかぇ?」と気さくに尋ねてみると「なんとなく1~2万多くなったような気はしますけど」と首を捻っている。「つか、今月って昇給差額が4月5月の2ヶ月分が上乗せされて、今月からは上がった基本給になってるんで、増えた分のほとんどこれなんじゃないかなぁとは思うんですけど(笑)」と言っているこいつは、それでも自分の給料明細の内容を良く理解している方で、若者の多くは給料明細なんか殆ど見ない、手取りの額しかみないのである。
ともあれ、この若者の言う事というのが真理であって、手取りが増えていると思われるものの殆どはこの「昇給差額」のせいで「定額減税」の効果というのはこの影に隠れたいわば「誤差」程度のことである。もしこれがまた全然違う時期、例えば9月とかそういう時期に行われたとすれば、多くの人が効果なんか実感できなかったであろう、いやおそらく言われなければ気づかなかったのではないか?その程度のちびちびの効果である。
で、この岸田狡猾大臣のこれが作戦なのである。
「多くの人は手取りしか気にしない」
従ってこの時期に定額減税を大々的にアピールしておけば、昇給差額を含めた手取り額の上昇を全部自分の功績として国民に刷り込ませることができる、と、このようにこいつは考えたのだと、私はここに断定させてもらう。
定額減税の効果があるなら国民は乱交
これから先も所得税の還付が終了するまで定額減税の効果は続くはずなのだが、これが狡猾クソメガネの言うような大掛かりな減税であるのなら、昇給差額もなにも無関係な時期でさえ、国民は手取り額の上昇に浮かれ唄い踊り夜の街に繰り出して反吐撒き散らし帰宅時の終電で放屁放尿脱糞するなどしてわかりやすく調子に乗り、この世界を我が物にしたような気分で年末まで遊び倒し狂い駆け抜けるはずである。
しかし私は予測する
来月以降は上昇した賃金が定着し、そもそも誤差程度だった減税の効果はだれも感じず、光熱費の上昇によって昇給効果さえも打ち消され消費意欲は減退、夜の街で暴れるのは外国人観光客だけで日本人はきっちり定時で帰宅し当然、電車に糞尿を撒き散らすこともなく、団らんのテーブルでアジフライ1枚をふたりで分けて味噌汁と漬物で食事を済ませ熱帯夜に窓を全開、蚊と蜘蛛と羽蟻の大群に肉体を食いちぎられながら眠ったつもりが翌朝には死んでいるという地獄絵図が全国で散見されるようになる。そして当然、生き残った者たちは今後永続的に調子に乗った行動は慎もうと心に誓うのだ。
そして
以前AIが回答してくれたように。
逆行したインフレの誘導に因ってまず企業は外部要因を理由に「賃上げ」のための値上げをし「物価上昇」がどこまでも続き、貧困に喘ぐ国民は「消費抑制」を行い物が売れなくなった企業は「値下げ」を断行しそれは「業績悪化」を招きしかし「人手不足」が続くため「賃金上昇」を継続せねばならず更に「業績悪化」を進行させる事で場合によっては中小から波及する倒産のドミノが巨大企業に達し、日本経済はデフレに逆戻りする。
前回の長期に渡るデフレから脱却するはずがまた逆戻りしてしまった日本がその先未来永劫、このデフレから脱却することはできず、今度は30年どころか数百年に渡るデフレのために世界最貧国に指定され、ついに国家は破綻する。
こんな未来を回避する手
それは。
ひとつは正しいインフレに誘導すること。
値上げが先ではなく、企業が内部留保を数年にわたって放棄し、そのすべてを従業員に還元すること。本来のインフレのスタート地点はそこである。
具体的に言えば、内部留保を1円でも残した企業のCEOは死刑、裁判は行わずその場で打ち首獄門。
内部留保を隠蔽して数年後にそれがバレた企業はCEOだけではなくその時点での役員全員が死刑、裁判は行わずその場で打ち首獄門。
企業と癒着して内部留保の隠蔽を図りその一部を着服した政治家は死刑、裁判は行わずその場で打ち首獄門。
そう言った悪徳政治家が一人でも出たら当然その責任を取ってその当時の内閣全員が死刑、裁判は行わず打ち首獄門。
また、そういった悪徳内閣を支持した国民は全員死刑、裁判は行わず打ち首獄門。
ひひひ。
北野武監督の最新作「首」のラストシーンにみられる生首の山の数万倍の首の山脈が国会議事堂前を埋め尽くすのだ。
きひひ。げらげらげら。
さて、そして。
もうひとつは現政権を打倒し、自民党政権を叩き潰し、現在の日本の政策をひとまず全否定してぶち壊しゼロから再構築する気概のある政権を選ぶことである。
総裁選?そんなものどうでもいい
なんやら世間では9月の自民党総裁選が云々かんぬんで盛り上がっているようだけれども、そもそも国民の大勢が自民党を支持し、自民党政権を認めるという前提で盛り上げるこれは、単なる情報操作であって、自民党なんか屁の河童、たかだか政党の一つに過ぎないのだから討ち滅ぼしてしまえば良いという考え方にシフトすればそんなたかだか党首の名前が変わるだけのことに注目する必要なし。
革命はまず現状破壊。現状全否定。
民主的革命
とりあえず直近では東京で首長選挙があるようだけれども、民主的な反政府行動というのは「選挙」である。
「誰がやっても同じ」という考えは単に怠惰な能無し国民が言ういいわけであり、そういう奴らは岸田と同レベルの国賊だろう。
そういう国賊は岸田とともに死刑、裁判は行わずその場で打ち首獄門。
これで民主的平和的に国家権力に反旗を翻し現政権を打倒し、国家を再構築することはできるのだ。
それが主権を有する国民の持つ権力である。