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財務省の魂胆・権力欲

財務省(旧大蔵省)官僚を御経験なされた高橋洋一先生曰く、財務省内では単に税収増となっても評価されず、増税案を出すと褒められるとの事です。

何故そうなのか、いまいち合点がいきませんでしたが、その後の動画やXでの解説を拝見していて、ようやく納得致しました。

財務省は権力と天下り先が欲しいのです。

権力ですが、これは単に、国家の歳入・歳出を一手に握る事に限りません。国家を支配すべく、財務省は細心の注意を払っています。高橋先生に拠れば、マスメディアの記者たちは省庁の解説を受けないと、まともに報道ができません。メディアの能力はその程度なので、メディアは十中八九、省庁の御意見番と化します。

そして権力の増大には、増税が必要なのです。新たに税を課す分野に権力を振るえる上に、官僚の天下り先も増える事になるのですから。

それを露骨に示しては、国民から反発を喰らうのくらい、優秀な進学校出のエリート達は百も承知です。ですから、「財源が〜」「減税には慎重な議論が〜」と、マスメディアや政府高官に言わせるのです。

余談になりますが、増税と組み合わせて使われるのが「補助金」です。景気刺激のためなら減税すればいいところ、何故一度取り立てた税を再配布するような形を採るのか?これも先の増税と共に、その分野を懐柔させるのに使われるのです。まるで、手を差し出させ、そっと小判を握らせるように。

現在の日本では、どう転んでも減税が不可欠です。反減税、ましてや増税を口にする方は、財務省の味方と思って間違いありません。

以上です。

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