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音楽を2倍速で聞く若者

こんにちは!
岩盤浴からnoteを更新するさきしまです。

今日は最近聞いて驚きつつ、ついにここまで来たかと感じたニュースを受けて感じたことを書きたいと思います。

音楽もコストパフォーマンスの時代?

先日ネットニュースで音楽を2倍速で聞く若者が増えているという記事を見ました。

理由を聞けば、その方が「コスパがいいから」だとのこと。

今日は短時間で効率よく「あいみょんのメドレー」を聞けた!
ラッキー!得した!

こんなイメージ?

いずれにせよ、ついに音楽(芸術)にもコストパフォーマンスの波がきたのかと私は驚愕しています。笑

僕自身はYouTubeを見るとき、
ノウハウ系や書籍まとめ系の動画は大体1.5倍速ぐらいで見ています。
なので動画において、そういう知識習得系の早送り再生の気持ちはわかります。
短時間に多くのことを知りたい。
無意識でコストパフォーマンスを重視していますね。

ただ音楽を早送りするという発想はなかった。笑

きっと音楽の作り手側も想定していない聞かれ方だと思います。
あまり音楽に詳しいわけでもありませんが、曲を作る際には絶妙な間合いとか、リズム感、息継ぎとか色々と計算され尽くしてできているはずです。
その予定調和を破壊す聞き方。
ある方向から捉えればとても斬新です。

ただそれは楽しむという意味においてですね。
百歩譲って「音楽」の文字通り、「音を楽しむ」という意味での早送りは、なんとなくわかる気がします。
(早送りで聞いた方がアップテンポに聞こえて、いい感じになる曲とかありますよね。クラブミュージックは大抵そう)

しかし、今回のニュースでの早送りの理由は、あくまで「コストパフォーマンス」。

それはなんだか違う気がしてしまうのは私だけなのでしょうか。
時代のコストパフォーマンス圧にビビっています。

時間の有効利用に追われている人

現代は異様に時間に対してコストパフォーマンスが重視されているように思います。

予定が埋まっていないとそわそわする人。
無駄な待ち時間が耐えられない人。
一時もぼーっとできない人。

常に何かしらをして前進を感じていないと、小さな罪悪感を覚えてしまう。
自分の価値を疑ってしまう。
余裕がない。
余白がない。

こんな方はいませんか?


はい。
まさに休職前の私でした。笑

音楽ではありませんが、四六時中、動画からの知識のインプットに励んでいましたね。
朝の準備時間に無線イヤホンをつける。
朝準備、通勤、帰宅途中、買い物しながら、料理を作りながら、ご飯をたべながら、寝ながら。
仕事と寝る時以外は常に何かを聞いていたような時代がありました。

こうやって書き出すと異常性がわかりますね。笑

当時は何かわからないものを追いかけていて、そして何かわからないものに追われていて、とにかく何かをしていなければ不安でした。

時間の有効利用と言えば聞こえはいいですが、その背景にはあったのは、不健全な焦りでした。
さらにその背景にあるのは、承認欲求や他人軸での生き方でしょうか。

そんな私でしたが、休職という余白の時間の中で、自分の気持ちを見つめ直し、少しはこの焦りを払拭できたと思います。

本来、ぼっーとする時間ってとても贅沢な時間なんですよね。
そんな時間をつくるために働いているのに、休みの時も時間を埋め続けるのは本末転倒です。


現代のコストパフォーマンス病はほんとに怖いです。
ニュースの若者がコスパに押し潰された余白のない生活にならないことを願うばかりです。


ということで
まとまりないけど、今日は終わり!
(これより岩盤浴の漫画読みます。うーん、贅沢な時間さいこう!)

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