見出し画像

繋がりあっているようなないような、"物理的"な豊かさと"精神的"な豊かさ

高校生の時、月に5000円、お小遣いをもらっていました。
高校自体がアルバイトを禁止していた為、毎月使えた金額はお小遣いの5000円のみでした。

・帰り道に食べるパン
・欲しいCD
・テーマパークのチケット
・交通費
・友達へ誕生日プレゼント

それはそれは、「あっ」という間に無くなってしまう額でした。
当時の私は不自由を感じており、

「どうしてこんなに不自由なんだろう。まだまだ欲しいCDはあるし、友達ともっと遊びに行きたい。なんなら〇〇先生の新刊も欲しい。お金がないからかなあ。お金があったらなあ。こんな思いもしなくて済むのに。」

と毎月毎月お金がない事を恨めしく思っていました。

昼食は5円でも安い物を、文房具もできるだけ大量で安いものを、交通費を抑える為に2駅は歩く。など、お金に苦しめられており、使い方がせせこましく、心の中でずっと嫌だなあと思っていました。なので、お金が手に入れば、豊かになることができると思っていました。

なんとか大学生になった私は、お金が欲しい一心で真っ先にアルバイトを始めました。

部活の日以外、一週間7日のうち6日はアルバイトをしていた時期もありました。
初めてお給料日に銀行に振り込まれた額は6万円でした。
高校生のときにもらっていた額の12倍。1年を過ごしていた額です。
びっくりしながらも、

「働いたらお金って手に入るんだ。」

と思ってしまい、一気にお金への執着がなくなりました。
そうなのです。今まで、どう頑張っても手に入らないものだったから、お金に執着していたし、苦しめられていたのです。

「お金があれば、生活が豊かになる。」

と思い続けていた私は、途方に暮れていました。

・ご飯は好きなものを食べることができる
・好きなタイミングで好きなものを買うことができる
・不自由なく遊びに行くことができる

高校生の私から見れば、かなり豊かに暮らせているでしょう。なんなら、理想的な暮らしをしているのかもしれません。こんなにできることが増えて、不自由なく過ごせているのですから。

ただ、これは物理的な豊かさで、精神的には豊かになれませんでした。

自分が"したい"と思っていることは何なのか

このことを自分に問いかけながらの生活にシフトすることで
ようやく「豊かな生活ができているな」と思い始めました
精神的にも豊かになり始めていたのです。

自分が"したい"と思っていることは何だったのか
こっぱずかしいのでまた違う機会に…。

お金を持っているだけでは豊かになれない、ということを伝えたかったです。
心も体も、ノビノビと健やかに生きていきたいですね。

まずは自分の生活を見直すことから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?