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日常スピード
とある日、明らかに日常モードのスピードに
ついていけていない事を実感する出来事が立て続けに起こった。
歩くスピードも気がつくと抜かされているし、
改札のICカードタッチスピード、
なんだかスムーズにいっていないし、
改札通るスピードが遅くて、
後ろの人と衝突しそうになるし。
舌打ちが聞こえてくる。
確かに、私のスピード感、何処へ行った。
歩くスピードは早い方だったし、
なんなら、結構大股歩きだったし、
エスカレーターで詰まるくらいなら
階段を選択して歩く方だったし、
ゆっくりな方に早く歩いてーーと思う側だったのに。
立場の逆転。
これは歳なのか、休みボケというものなのか。
最近ふとした時に、こういう立場の逆転現象に気づく事がある。
わたし、そちら側だったのに、気づくとこちら側に来てしまっているぞと。
そして、世の中、みんな急いでいる。
遅刻しないようになのか、
ただただ急いでいるだけなのか。
たまに、乗換の人たちのサバンナのチーターの群れみたいな駆け足にびっくりするのだけれど、世の中、みんな急いでいる。
私もそちら側のはずだったのに、
ゆっくり生きようぜ、
なんくるないさーと思っている。
語感だけで、思っているだけだが、
果たして合っているのかは疑問。
ハクナマタタ
ケセラセラ
なんくるないさー
精神で生きていきたいのだが、
なかなかそうもいかないのが、世の中か。
さ、明日は少しは世のスピードに乗れるかな。というか、乗らないと。