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【アニメ感想】小市民シリーズ#6シャルロットだけはぼくのもの

アニメ小市民シリーズ第6話です。今回も原作小説と比較しながら感想をつらつらと書いていきたいと思います。
※原作小説を全て読んだうえでの感想なので、ネタバレ要素を含みます。

小佐内さんのこの夏の運命を左右する〈小佐内スイーツセレクション・夏〉まずは第10位のマンゴープリンとシャルロットを食べることになったものの、そのシャルロットが美味しすぎて…というお話。

いよいよ“夏季限定トロピカルパフェ事件”が始まりました。前回の第5話とは異なり、今回は多少の変更や省略はあるものの、割と原作に忠実に進行されていた印象です。その中でもいくつかの描写に注目していきたいと思います。

まず、小佐内さんお手製のスイーツセレクションです。小説ではフォントを変え囲みをつけて表現されていた程度でしたが、アニメでは、手書きのかなり手が込んだ可愛らしくカラフルなリストになっています。これほどやる気に満ち溢れたものを見せられては、さぞ断り辛かったことでしょう。

次に小鳩くんの表情です。甘いものに目がなく、美味しそうに食べる小佐内さんに対し、小鳩くんはそれほど甘党ではありません。アニメでは、家が和菓子屋で甘い匂いを一日中かがされているという発言もありました。

しかし今回の小鳩くんは違います。好みど真ん中のシャルロットを食べたときの表情は普段の小佐内さん以上のものです。何台ものカメラでぬいたような小鳩くん悶絶パートは謎の色気を醸し出し、頬を染めて完食する姿で締めくくられます。こう言っては下駄で足を蹴られてしまいそうですが、小佐内さんよりも色っぽい男、小鳩常悟朗。

シャルロットに魅了され、なにより小佐内さんと二人きりだったことから、小鳩くんは、知恵試しを始めてしまいます。細かい部分ですが、「涼んでいた」と答えるときの視線が右斜め上に動いていました。心理学的にこの動作をする人は「嘘をついている」とされます。小鳩くんは無意識だったのかもしれませんが、彼の犯行を知っている身としては「あーあ、やっちゃった」という思いに駆られつつ、アニメならではの上手い表現だな。と感心しました。

今回の小佐内さんは緩急のある人でした。序盤にピンクの浴衣を着てお願いした姿は座敷童のような可愛らしさがありました。それが一転、カップを打ち鳴らして、「夏休み、付き合ってね?」と判決を下す姿は氷の女王様。この差を声だけで演じ分ける声優さん、すごいです。今後話が進むにつれ、さらにミステリアスになっていく彼女から目が離せません。次回以降も楽しみです!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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