マーダーミステリーができるまで：BKK①
最近、いつもお世話になっている作家の鳥村居子さんからちょいちょいマダミスにお誘いいただき、オンラインのマダミスを遊ばせていただいているのですが、ゲームとしての仕組みが非常に面白い！ これは考察好きの血が騒ぐし、私もつくってみたい！！ と強く感じたので、とりあえず１本練習と勉強のためにつくってみることにしました。そして宣伝がてら制作過程を公開していきます（正直）。興味がありましたらよろしくおつきあいくださいませ😊 ちなみにこの作品は無料で公開予定です。
●まずはネタを決める
マダミスの制作手順なんぞまったく知らない私でも、さすがにこれは最初に決めないと話が進まないことだけはわかったので(笑)、まずはネタを考えました。で、考えているうちにひとつ、思い出したのです。あまりにも突飛すぎて10年以上封印されている禁断の企画があるじゃないか!?と。メインの登場人物が５人で、一応殺人事件で、思いも寄らないラストが待っている――ほらピッタリだよ！
というわけで掘り起こされたのが、【BKK ～宇宙監獄の５人～】というタイトルでした。BKKはなにかの略ですが、タイトル自体がネタバレ系なので頭文字だけを取っています。あ、でも、BはベンジャミンのBです。最初に死ぬやつですね。これでもう察しのいい人は答えの2/3はわかったのではないでしょうか(笑)。ぜひ心の中にしまっておいてください。
ストーリーを簡単に説明しますと、舞台はサブタイトルにもあるとおり宇宙監獄です。私の中で宇宙監獄と言えばサルガッソーなのですが、昔の企画書を見ると「ディスカーリカ」という名前をつけていました。多分ラテン語ですね（中二）。そこには刑期が100年以上の受刑者たちが収監されており、５人の刑務官たちがシフトを組んで管理しています。
そんなある日、突然ディスカーリカ内の艦内放送が流れるのです。
艦内の皆さまに、お知らせいたします。
艦内の皆さまに、お知らせいたします。
当艦ディスカーリカの監獄長である、ベンジャミン＝ベンジャミン氏の死亡が、本日〇時に確認されました。
繰り返します。
当艦ディスカーリカの監獄長である、ベンジャミン＝ベンジャミン氏の死亡が、本日〇時に確認されました。
つきましては、当艦はこれよりエマージェンシー・モードに移行いたします。監獄長権限の必要な操作には、Ｂ（ベンジャミン）コードが必要となりますのでご注意ください。
繰り返します。
当艦はこれよりエマージェンシー・モードに移行いたします。監獄長権限の必要な操作には、Ｂコードが必要となりますのでご注意ください。
この放送から、長い１日が始まります。５人の刑務官がベンジャミンの死の謎に迫るという、見てくれだけはとてもオーソドックスなお話です。見てくれだけは……🙃 元々、お約束をすべてなぎ倒すみたいなコンセプトでつくっていた企画なので、中身は結構酷いです(笑)。だからこそマダミスにちょうどいいのではないかと思ったのですが。
●キャラの見た目を固めてみた
さて、ネタが決まったところで、次に行きます。今回は企画書があるので、メインストーリーとキャラクターの設定はもう決まっている状態です。マダミスに落としこむために、いろいろ追加で考えなければならない点はありますが、まずはできるところから形にしていこうということで、キャラの見た目を固めてしまうことにしました。
そこで登場するのが、我らが「マンガ・カ・ケール（以下マンカケ）」です！ こちら、マンガを作成するためのゲームソフトではありますが、あらゆるクリエイターにとってどこかしらに使い道があるのでは!?と思わせるほどとっても便利なソフトです。しかも、マンカケでつくったものはすべて著作権フリーなので、安心して使うことができます😉 みんなも使おうマンカケ！（卑猥じゃないよ！）
というわけで、さっそく愛機であるPSVitaちゃんを使ってキャラを作成したのですが、そのまま紹介するのも味気ないなと思ったので、簡単な紹介画像をつくってみました。（Twitterに載せたものからさらに直してあります）
最初につくったのが、刑務官のリーダーであるフォルカーです。新しく増えた髪型がすごくしっくりきたので採用しました。今回は髪色で色分けしようと思っていたのですが、このキャラは最後まで色で悩みましたね。最終的には他のキャラとのバランスを考えて緑になりました。
ここで再びマンカケの宣伝ですが(笑)、マンカケのキャラは３Ｄモデルなので、あらゆる角度のキャラを手軽に見せることができるのがすごいんです。それを見せたいがためだけに、無駄に４方向からのキャラを配置しました。もちろん上からも下からもできますし、ポーズだってかなりの数が収録されているので、活用の幅はかなり広いと思います。手に物を持たせたり、手首の角度を変えたりもできますよ！ 以上ダイマでした。
ではキャラ紹介に戻ります。
２人目はお調子者のトビアです。フォルカーが着ているのが刑務官の制服ですが、こいつは見てのとおり着ていません。ダサいから着たくないと思っているタイプですね。トビアは最初から黄色のイメージでした。あと色白。
３人目はヴァネッサ。このキャラも制服を嫌がっているイケイケ系女子です。お色気担当ですね。トビアとはそこそこ気が合うようです（でもたまにケンカもします）。情熱的なので赤担当。
４人目はロリババアのセラフィーナです。もうちょっと子どもっぽい顔にしたかったのですが、マンカケではこれが限界なので、髪型でちょっと子どもっぽさを出しています。長く生きすぎて声がほとんど出なくなってしまっているので、マイクをつけています（今適当に理由を考えました）。かわいい担当なのでピンクに。
最後の５人目は、ヴァネッサとは別の意味でお色気担当のアキです。このキャラ、最初は男性用のスーパーロングヘアーにしようと思っていたのですが、ポーズとの兼ね合いでこの髪型になりました（実はお気に入りヘア）。泣き黒子がチャームポイントですね。あとこのキャラは、制服を着たくないのではなく白衣を着たいタイプです。清楚な青担当。
以上の５人が宇宙監獄内をあちこち動きまわるマダミスになる予定です。そして１つ言っておかなければならないことがありまして……このお話、全然そんなふうに見えないと思いますが、結構セクシャルな内容が含まれます(笑)。なので、実際に発表する時はR18になるかと思いますのでご了承ください。あ、別に直接的なエッチシーンがあるとかではないですよ！😎
今回は以上です！ それではまた、作業が進んだら書きに参ります。