クリスマスの12日間
「クリスマスの12日間」というマザーグースの曲があります。この12日間とは、12月25日のクリスマスから1月6日にむかえる公現祭までのこと。公現祭は文字通り、人間として生まれたイエス・キリストの誕生を祝うとともに、神キリストが現れたことをお祝いする日です。
マザーグースはイギリスなどで古くから伝承されてきた「わらべうた」のことで、それは日本のわらべ歌同様にリズムや音や言葉遊びが楽しくて、思わず口ずさみたくなる歌も多くあります。
そのひとつである「クリスマスの12日間」も、一日ごとに贈り物が増えていくことをうたったクリスマスソング。途中歌詞が入れ替わったり、国や伝えた人によって、いろんなパターンがあるのも、わらべ歌ならではの楽しさです。きっと聞けば「あああれね」となる一曲。今日もいちりんあなたにどうぞ。
「クリスマスの12日間」
クリスマスの12日目に
恋人が贈ってくれたプレゼント
12人の飛んで跳ねてるご主人たち
11人の踊れる貴婦人
10人の笛吹く笛吹き
9人の太鼓叩けるドラマー
8人の乳搾りするメイド
7羽の泳いでいる白鳥
6羽の卵を生んでいるガチョウ
5つの金の指輪
4羽の汚れた小鳥
3羽のフランスめんどり
2羽のキジバト、そして
1羽の梨の木に止まるヤマウズラ
コギク 花言葉「元気」
Text
フラワーギフト専門店 「Hanaimo」 店主 鈴木咲子
都内生花店に8年在籍ののち渡独。2000年に南ドイツ、アルザス地区の生花店での勤務を経て帰国後、2002年 通販サイトHanaimo開業。
一般社団法人日本礼儀作法マナー協会 講師資格
https://www.hanaimo.com/