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記憶の記録

日々書き連ねていると、物知りですね、と言われがちですが、まさか。

ちっとも憶えないし、読んでも書いても、尽くして言って人に通じさせることもできず、仕方がないので今度こそ、忘れぬように書き留める。の繰り返しです。

自身のもの覚えの悪さはいったん棚にあげますが、「記憶」というのは面白いもので変容するんです。自分では鮮明に覚えているつもりでも、あるときの「思い込み」で、まちがった記憶が植え付けられてしまうことや、あるストレスを回避するために、自分の都合に合わせた意味づけをすることもあります。

一方では、たった一度の出来事によって、一生塗り替えられることのない、忘れない記憶になることもある。

こうして書いていても、植物や花について当時見知りして覚えたことを、ただしく記憶していたつもりが、ある時の体験や与えられた情報が混在して、まったく違うこととして覚えていたりすることがあるんですね。

長い間覚えていたつもりが、とても短いあいだの記憶でしかなかったことに気づくと、急に手元の情報が不確かに思えるのです。

ということで、季節の花を見るたびに、あらためて自分でさぐり、ときに教えを乞い、もういちど知りかさね憶えていく。

そのさきで、いよいよ物事は落ち着いて、いずれこの記録はぴたんと収まる。と思いたいのですが、

量の稽古の甲斐もなく、ゆるゆる忘れるばかりで嫌ですね。

今日もいちりんあなたにどうぞ。

サルスベリ 花言葉「あなたを信じる」

今年も季節になりました


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フラワーギフト専門店 「Hanaimo」 店主
普段はお祝いやお悔やみに贈る花、ビジネスシーンで贈る花の全国発送をしている、花屋の店主です。「あなたの想いを花でかたちに」するのが仕事です。since2002
https://www.hanaimo.com/

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