星に願いを
クリスマスツリーの先端には、イエスの誕生を告げるベツレヘムの星があります。その星は、金星や木星などの明るい惑星が重なったため、さらに輝きを増して、馬小屋にむかう東方の博士たちを迷わず導いたそうです。
昔の人々は、まばゆい輝きで闇夜を照らし、明るく導いてくれる星を「希望」の象徴と考えていました。また、星の光を頼りに旅や航海をするため、星は導きや夢、目標の象徴にもなっています。
今、街には華やかなイルミネーションが灯っていますが、それはかつて夜空で美しく輝く星を、眠りについた小さな子供たちにも見せたいという思いから始まったそうです。大人たちの温かさが、子供たちの夢を叶える導きとなり、またその光は、子供たちの明るい未来を祈った星でもあったのです。
そんなふうに眺めると、今夜の景色も新たな魅力を感じるかもしれませんね。メリークリスマス、今日もいちりんあなたにどうぞ。
シンビジューム 花言葉「飾らない心」