迷ったときこそ、人のために働く。
日本理化学工業株式会社 の大山 泰弘元会長のお話から世にでた言葉。同社は「ダストレスチョーク」の国産化と、障害者多数雇用のモデル工場で知られる会社、メディアでも多く取り上げられていますから、ご存じの方も多いと思います。
遡ること70年以上前のエピソードを目にしました。当時社長だった大山氏は、自社工場の近くにあった養護学校の先生に、生徒を働かせてもらえないかという相談があったといいます。
当初は障害者への知識がないことを理由に断り続けていたものの、とうとう先生の熱意に根負けし、養護学校の生徒を雇用することになりました。
しかし彼らの気持ちを理解することは到底難しく、ある法事で居合わせた僧侶にその悩みを打ち明けると、先の「4つの幸せ」の話を教えられたということです。
この「4つの幸せ」をきいて、これは障害者に限られたことではないと受け入れて以来、経営について、雇用について、そして私自身「どのように働くか」を考え続けてきました。
そして困難があったときには「迷ったときこそ、人のために働く」という元会長の言葉を思い出します。
さあ11月も最終。年末の足音が聞こえてきたと同時にせわしなく、終わるのかしら間に合うのかしらと、胸が騒いでならないこの頃ですが、片付かない気持ちはいったん空に預けて、一日しっかり勤しみます。もし止まってしまったら、また思い出せばいい。
迷ったときこそ、人のために働く。今日もいちりんあなたにどうぞ。
ネリネ 花言葉「忍耐」
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