あと三日

うつくしや 年暮れきりし 夜の空
小林一茶

みなさんの仕事おさめて翌の今日、花屋に来てくださった方と年末のご挨拶を交わすたびに、今年の休みは長いからねえと、持て余すかのような声もちらほら。とはいえ年末の掃除や年始の準備に追われてるうちに、のこりの三日なんてすぐですものね。

一年のよかったことも悪かったことも、こもごも去来する年の暮れ。ゆく年に滲む感慨は、名残惜しさも混じえて複雑で、ちょっぴり感傷的にもなって涙して、思い出すたび愛おしい。あと三日だなんて嘘みたい。今日もいちりんあなたにどうぞ。

シンビジューム　花言葉「飾らない心」