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【読書メモ】『ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法』

『未来の働き方を考える』を久しぶりに読み返したが、たまたま目に止まったのでこちらも読んでみた。

物事にはよい面と悪い面があるのです。
どうせならよい面をより多く見て生きていけば楽しく暮らせます。
わざわざ悲観的に考える必要など、どこにもないのです。
――自由に、そして、楽観的に、人生を楽しみましょう!

「おわりに」より

◆大量供給、大量消費社会における逆説的な贅沢=オリジナルな欲望

ライフスタイルを大きく変えるものではなく、より自分の好みに近い商品が提供される現代において、「欲しいものは手にいれたけれど不要なもので溢れかえっている」状況からは抜け出そうということ。

→欲望を持つことは肯定した上で、では自分の欲望は?と問うところが、『未来の働き方を考えよう』でも出てきた2度目のチョイスとも繋がり好きな考え方だった。(もちろん社会で生きている以上完全なる何からも影響を受けず自分のみで完結する「個人の欲望」というものはないのだけれど、それを自分に問うことはできる)

◆「有終の美」「去り際の美学」と「Exit戦略(出口戦略)」

「泥をかぶってでも変化させる人」をリーダーと捉えた上で、日本における「終わり方の美しさ」と「Exit戦略(出口戦略)」に代表される欧米企業の捉え方を改めて示している。

→すごい手前の具体例を考えると、今まで退職する方を見ていて「有終の美」「去り際の美学」を見ていることが多く、自分にもそれを求める節があるのでこの言葉が目に止まった。
ただそれは「Exit戦略(出口戦略)」がある中で、仕事関係や人間関係における「有終の美」「去り際の美学」がかけ合わさっていたようにも感じられた。

始めることは結構さっくりできる場合が多かったが、出口戦略みたいなところは動きながら考えるのでここをもっと現実的に考える人になりたいなと常々思っている。

◆「生物としてのサイクル(生まれて成長して老いて死ぬ)」「感情や心」に関することを感じる

「親は子供にどんな気持ちを持つのか」「死を意識したらどうなるのか」「大切な人を失ったらどうなるのか」などどちらかというと若いうちに想像しにくいことをはじめとして、生活やキャリアにおいてポジティブやネガティブな感情含め「人として」感じて、学んでいけば次世代につなげられるものもあるのではないかと。

→「誰かがやったことがあること」「なんか聞いたことがあること」「世の中で相対的に経験する人が多そうなこと」などなどに対して、「想像を超えたい」「違うことをしてみたい」という気持ちが出てくることがある。(言葉にすると恥ずかしいけれど)

一方で、やってみたら必ずイメージと違うことや、その時その環境その人とでないと味わわない感情も絶対ある。だからこそここであえて「感情」にフォーカスしているのがなるほどと思ったし、今後の出来事を捉える1つの軸になると思った。

◆稼ぐべきとき 払うべきとき

「学ぶには稼ぐ、楽しむには払う」をという言葉をおそらく他の本でも読み、学生時代自分のモニターに貼っていたことを思い出した。
もちろん稼ぐに至るまでスタートラインに立つために必要な支払いだったり、トレーニングの重要性も理解した上でこの考え方が好きだ。

◆できるだけ呑気に過ごす、呑気な人と過ごす

→このタイトルに本を手に取るくらいだから「ゆるく考えたいけれど考えられないタイプ」の人間だと自覚している。(呑気な部分はかなり呑気だけど)
人とのコミュニケーション解析度や自分の相対的な「分」などももちろん書いてあったのだけれど、「呑気な人と過ごす」という提案は面白くて確かにともなって刺さった。

◆自分の表現方法を手に入れる

→話し言葉、書き言葉から始まり楽器、写真、料理、プログラム、働き方やビジネスetc…人は他人への表現方法をこんなに持っているのかと改めて感じたし、「義務教育で大体やっている」という言葉に納得した。

自分のことを把握できたら「日記が続かない」とか悩むことも減りそうだなと思った。(つまり文字表現がその人に適していないだけで他がある)

自分に置き換えると、文字や仕事での成果物、誰かとの話で考えがまとまることが多い。絵とか音楽とかは時間として好きだけれど、自分の表現方法であるを思えたことは今のところない。

「どういう表出方法なのか」ということを考えながらアウトプットしたら面白いかも!




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