こんにちは!インナーチャイルドセラピストのほりごめさきです。
これまで、私のインチャケアの体験談をいくつか紹介してきましたが、今回はまだ癒しの途上にあるインチャをご紹介しようと思います。
高校1年生の12月頃のことです。
授業中にふと「あぁ、私、死ぬな」とという言葉が頭の中に浮かびました。
突然、もうこれ以上生きていけないような気持ちがして、苦しくて悲しくて辛くて、お腹の底に鉛の塊が沈んでいるような感覚がしました。それからは慢性的に体がだるくなり、呼吸が浅くなり、毎晩全く眠れなくなってしまいました。
うまく説明ができないのですが、希死念慮というものが浮かんだのだと思います。
けれど私は、誰にも助けを求めることができませんでした。
自分の気持ちを言葉にすることがとても苦手な上、どうして突然こんなに苦しくなるのかも分からず、自分の心と体を持て余していたように思います。
心が苦しく、体もだるくて力が出ない。学校にも行きたくなくなって、数日間学校を休みました。
そんな私に、私の親はどんな言葉をかけたと思いますか?
父はこう言いました。
「悩みがあるなら友達に相談しなさい」
母は
「もうそろそろ起きたら?」
それだけです。本当に、それだけだったのです。
私がこんなに苦しんでいるのに、私の親は助けてくれないんだ。私は親に見放された。話も聞いてもらえない。心配すらしてもらえない。
私は絶望しました。暗闇の中にひとりぼっちで放り出されたような孤独感でした。思い出すと今でも涙が出てきます。
それからの私は、リストカットという自傷行為をするようになりました。今思えば、手首を切るこることで自分の命をつなぎとめていたんだと思います。
親はそれにも気づきませんでした。
私は今、33歳です。なんとかここまで生き延びてきましたが、「死にたい」という気持ちはいつも心の中のどこかにあります。インナーチャイルドケアを通してずいぶん改善されてきたと思いますが、その気持ちは今の私にとって、長年連れ添った友人のような存在です。
親に対する絶望感
私は誰にも助けてもらえない
私は誰にも愛されずに見放される存在だ
そんな風に思っているインナーチャイルドが、まだ癒されないまま私の中に存在しています。
今も、高校1年生の私をイメージして声をかけることで、インチャケアをしているところです
親に見放されて、心配してもらえなくて、辛かったね
苦しくて辛い気持ちを理解して、共感してもらいたかったよね
本当なら心療内科とか、しかるべき病院に連れて行ってほしかったね
子供を育てる親の責任を果たしてほしかったし、守ってほしかったよね
今は大人の私がいるからもう何にも心配いらないよ
わたしがさっちゃんを守るからね
安心していいからね
もう大丈夫だからね
こんな、感じです。
深く傷ついたインチャを癒すためには、時間もかかりますし根気も必要です。
けれど、私の傷ついたインチャを救えるのは、私しかいないのです。
インチャを救うことは、すなわち自分自身を救うこと。
インナーチャイルドケアは、究極のセルフケアだと思います。
お読みいただきありがとうございました!