映画館を全速力で駆け抜けた日
50m7.5秒。
その俊足の女性が映画館を誰よりも早く、速く、走り去ったーー。
それは約5年前の私です。
映画館に1人で行くのはトラウマになりました。
「RANMARU 神の舌を持つ男」をご存知でしょうか。
私は市原隼人のファンで、
彼がその映画に出演するという情報を聞き
映画館に行くことに決めました。
たまたま映画無料券を持っており、
使用期限が迫っていたため
レイトショーに1人で行くことにしました。
だがしかし、待っていたのはリアル映画館1人旅。
会場に私1人しかいなかったのです。
(ちょ〜ラッキーやん!)
というのが最初に抱いた感想。
無料で映画を見れる上に、私のためだけにスクリーンが動いている。
ですが、コミカルミステリーを舐めていました。
開始20分経っただろうか、
【【グァがぁ”ぁ”ーーー】】
と叫びました。同時に荷物全部持って会場から逃げましたーー。
「か〜ごめぇかごめぇ」とたくさんのお婆さま方が
回って踊り出したのです。ホラーでしかなかった。。
5年経った今も「カゴメの舞」の情景が忘れられません。
臨場感が味わえすぎたからでしょうか。
映画館の魅力が裏目に出てしまったようです。
ではどうすれば良かったのか。
予告動画を見ておくべきだったと思っています。
後に確認したら、たった1分の動画の中(0:38)に
あのお婆さまたちはしっかり映っていました。
結局この映画の結末を知りません。
いつかNetflixで取り上げられたらkouchikunと見たいです。
映画館は非現実を壮大に感じられることにその価値を感じます。
自分に合ったスタイルで、映画館と動画配信サービスを
共に楽しみたいと思います。