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今、火星が結構バグってます
ここ最近寒い日が続いてますが、みなさんいかがお過ごしですか?
体調崩していませんか?
体に違和感を感じたら気のせいだとは思わず、直ぐに休息をとってくださいね。
そしてできるだけ温めるようにしてください。
この時期は不調を体の内部、特に胃腸に感じる人が多いかもしれません。
その原因は『火星がバグっている』からかもしれない…
今回はそんなお話をしていきたいと思います。
まあ、こんな考えもあるんだな~的な感じで聞いていただければ幸いです。
わたしは西洋占星術をやっているんですが、その中の伝統的な占術の一つに医療占星術というのがあります。
昔は占星術師が医者でもありました。
体の不調や病気の原因は星の動きにあると考えていたんです。
東洋医学では病気は気の流れの滞りが原因と言われていたりもしますが
古代の西洋では、宇宙というマクロな世界の変動がわたしたちの体内というミクロな部分に影響を与えている、という考え方を持っていました。
現代医療から見たら考えられないことかもしれませんが…
現代のように体の悪い部分に直にアプローチしたり、簡単に切除することができなかった時代、病気を治すということは原因を探究してその根本を対処していく、というのが正当で合理的な手段とされていたのだと思います。
昔の占星術師たちは星座や惑星に体の部位を当てはめました。
具体的にどういった理由付けで決められたかは、詳しい文献を読んだわけではないのでわかりませんが、惑星や星座の占星術的な特性で振り分けられていったのだと思います。
例えば土星は一番外側の惑星(伝統占星術では)なので、太陽から遠く離れているため冷えている、そして太陽系をその軌道で囲んで維持しているので、皮膚や骨格に象徴されています。
なので土星は体を冷やしたり骨や皮膚などの病気の要因とされていました。
現代人のわたしたちからすると、とんでも話に聞こえるかもしれませんが
遥か昔の西洋では、それが医療だったんです。
今の時代の医療と比較してどうこう、ということではなくて
医療占星術も昔の人が何千年かけて作り上げた深い知の体系で、数千年単位の膨大な統計の結果に成り立っている、ということに純粋に敬意を感じるし、宇宙の星と人体が作用しているなんて、個人的に萌えるというか…ロマンを感じるわけです。
東洋医学も深い知識と考察、経験が積み重なってできていると思うし
そう思うと人類の探求心というのは偉大で、古代の人たちから脈々と受け継いだ知識と体系が今の科学を作っているといっても過言ではないかなと…
話を火星に戻すと
火星が象徴しているのは情熱ややる気、自分の底から湧き上がるエネルギー全般です。
対応している体の部位は頭や顔、腎臓や静脈そして左耳です。
なぜ左耳なのか…はよくわかりませんが、占星術では対象にある部位を左担当、右担当に分けたりします。
ちなみに右耳は土星の担当です。
元々火星は伝統占星術で凶星とされていて、火星が悪さをして病気の原因を作る、という考え方がありました。
火星の軌道は楕円形で2年ちょっとで公転するんですが、同じく2年程で一度逆行します。
逆行については以前記事を書いたので、興味がある方は読んでみてくださいね。
簡単に言うと惑星が逆行するとき、それが象徴する力が滞ったり、逆に過剰になったり、巡行とはちょっと違った力が作用します。
そしてここ最近火星は地球に大接近しているんです。
夜空を見上げるとかなり高い位置に火星が赤くきれいに輝いているのが見えます。
惑星が近づくと、それだけ物理的な重力の影響も受けることになります。
火星はエネルギー活動や、エネルギーそのものを表したりするので、わたしたちの体力や活力に影響が出やすい時期なんです。
加えて、今火星はアウト・オブ・バウンズしてます。
普通惑星は地球から見て太陽の軌道に沿うように動き、そこから逸れることはあまりありませんが、ときどき一匹狼のように単独行動をする惑星が現れます。
それがアウト・オブ・バウンズです。
アウト・オブ・バウンズしているとき惑星は過剰な作用をすると言われています。
これまでのことをまとめると
火星、今結構バグってます。
わたしたちの体内エネルギーに直結している(占星術的に)星がそんな状態なので
体調を崩している方も多いのかな、というふうに感じるのですが。
冒頭で胃腸に不調を感じている方が多いのでは?といったのは現在火星が蟹座を運行しているからで、蟹座は胃腸を担当しているんです。
水星座で情緒面も司っているので、感情や情緒が何かの影響を受けやすく気持ちの浮き沈みも激しくなるかもしれません。
そういったことで疲労を感じやすい時期でもあります。
この時期の火星は、わたしたちに休息と緩和を促しているようにも見えます。
星の運行はわたしたちの現実にちょっと違う見方や捉え方を与えてくれます。
おばあちゃんの知恵袋、じゃないけれどそういったものが何かの解決策を与えてくれることも確かにあって
むかーしの人の言葉や知恵に何かしらの糸口を感じて、それを人生の糧にできたらいいんじゃないかな、なんて思うのです。
もちろん明らかに体調不良を感じたら、速やかに病院へ行ってくださいね。
星事情はあくまで物事の誘発に過ぎないので、それによって引き起こされることには現代科学で対処していただきたいと思います。
まだまだ寒い日が続くと思いますが、どうぞみなさま温かくしてお過ごしください!