移住した理由No.1は?
私たちはずっと「自然の多いところに住みたい」と思っていて、6年前に移住するタイミングが来たのですが、
コロナ禍で移住者が増えている、という話もよく聞きますが、実際移住した人の理由ってなんなのだろう、とよく考えるのです。
移住転職者、転職なき移住
ビジネスSNS「Wantedly」を運営するウォンテッドリー株式会社が、昨日(7月20日)発表した、コロナ禍における移住と働き方に関する調査結果のリンクです。
こちらの調査のサマリーの引用です↓
■「移住と働き方に関する調査」調査サマリー
・直近3年間で移住した人は20%。コロナ禍に入り増加し、2021年6月の移住者は昨年同月比で4.1倍
・移住者割合が多い職種1位はマーケティング(26%)、移住者割合が最も多い年代は20~24歳(26%)
・移住理由の1位はテレワークの普及による居住地域の見直し(26%)
・移住して良かったこと1位は「家賃などの生活コストが下がった」(42%)
・移住して課題に感じること1位は「知り合いがいないのが寂しい」(39%)
・移住しなかった人でも24%は移住を検討していた
・移住しなかった理由1位はアフターコロナの会社の方針が見えず、まだ動く時ではないと考えたため(48%)
・移住に伴い転職した人は59%。転職で最も重視した点は「仕事内容のやりがい」(69%)
・転職なき移住者の働き方1位は「転職せずにテレワークで働いている」(51%)
意外だったこと
・移住者割合が最も多い年代は20~24歳(26%)
個人的にはファミリー層、20代後半から30代が多いのかと思っていました。自分が20代の頃、東京を離れるということは全く考えていなかったので。。。
・移住に伴い転職した人は59%
ということは、移住しても転職していない人が41%。「転職なき移住」が41%になっているのは、やはりテレワークの普及なのかなと思います。
・移住者割合が多い職種1位はマーケティング(26%)
他の職種とそんなに差はないのですが、エンジニアがトップなのでは、と思っていたので、ちょっと意外でした。マーケティング分野の人はリモートも可能な場合が多いのですね。
移住した理由
移住した理由の1位は、「テレワークの普及による居住地域の見直し」(26%)、とのことで、
移住の理由に「感染リスクの低い地域に移動したいと考えたので」(7%)はそれほど多くないのですよね。
テレワーク自体は、感染拡大によって普及が進んだことですが、移住の直接的な理由はテレワークの普及による居住地域の見直し。以前から他に住みたい場所があるけど、「仕事」がネックになっていた人が多かったのかなと思います。
移住してからの課題
・移住して課題に感じること1位は「知り合いがいないのが寂しい」(39%)
というのが、結構驚きました。
今まではファミリーで移住する人が多いと個人的には思い込んでいたので、
もし私たちのように転職して移住していたら転職先で地元の人とは知り合いになるし、お子さんがいたら幼稚園や学校等、どうしたって地域との関わりが出てきます。
でも若い世代で単身で知らない場所に移住、しかも転職なき移住でテレワークだとしたら、確かに知り合いは増えにくいな、と思います。今は、地方もイベント自体も少なくなっていますし、人と知り合うきっかけが少なくなっています。
私達の場合、移住したその日から、その土地で仕事をしたので、知り合いはどんどん増えて、寂しいと思うことは確かになかったです。
その土地と関わりを持つには
もし勤務している会社が、副業がOKであれば、その土地で何か始めてみるのもいいかもしれません。とはいえ、どこに相談すれば・・・というのもありますが。
都心と地方だと仕事のニーズが違うことが多いので、東京でしている仕事やスキルがそのまま役に立つ、ということが意外に少ないですし、逆にこういうニーズがあるのか!と意外なニーズがあるかもしれません。
今だとフラッと知り合いに「こういうことできる人がいるんだけど、必要な人とか募集してるお仕事ないかな?」と聞ける感じだけど、確かに最初は個人ベースで動くのはなかなか難しいですよね。
そういうマッチングをしてくれるサービスがあるといいのかも。
最近は地域の産業と副業でのマッチングをしているサービスもありますよね。都心にいて地方でリモートで副業する、というパターンも多いですが、その地元にいればさらに仕事がしやすいかもしれないですね!