1-1 All of me
『ジャズ詩大全1』を購入したので、できるだけ1日1曲分の歌詞を読んで、聴いて、それについて調べたり考えたりして、スタンダードナンバーを少しずつ知っていけたらと思います。
記念すべき1曲目は…
All of me
1983
作詞:Seymour Simons / 作曲:Gerald Marks
1932年に映画『Careless lady』に挿入された曲だそうです。
よく歌われている部分はコーラス部分で、この曲にはヴァース部分もあることを『ジャズ詩大全1』で初めて知りました。でもヴァース部分を歌っている歌手やレコードはあまりないそうです。
ウクレレコードを調べてみると最初の1コーラスはそこまで難しくなさそうなので、練習して歌いたいなぁ♪
Sarah Vaughanが歌っているバージョンは昔iTunesで購入したアルバムの中に入っていたのでよく聴いていました。
【補遺】で書かれていた「言語における性」の部分を読んで、やっぱりそうなのか!と思いました。例えば日本の曲で女性が男性の曲をカバーするとしたら、一人称が「僕」であったり、相手のことを「彼女」と呼んでいればそのまま「僕」と「彼女」で歌うと思うのですが、ジャズの曲で男性が相手のことを「She」と歌っていたら、女性がカバーするときには「He」に変わっていることがあって不思議だなぁと思っていたんです。
でもそれは譜割的にSheとHeは同じで変化しやすいからかなぁと思いました。日本語で僕(ぼく)を私(わたし)に変えると二文字から三文字になるし、彼女から彼に変えるとそれもまた短くなりすぎるので、音にハマりづらくなるのかなと思いました。
最近、字幕翻訳の世界では女性言葉について議論されていたりするので、歌詞を訳すときも今後少しづつ訳し方が変わっていくのかなと思いました。
Saki