その2、認知症で無いことの証明

検査を受けるキッカケには
“自身が認知症で無いこと”を証明するためでした。


診断を受ける前年のお盆のこと
「仏さんを迎える準備がわからない」
そう言って旦那実母を訪ねてきた義母。
一通り説明を受け、メモを取り「ありがとう」と帰ると次は電話で何度も同じ事を聞く。
これをお盆期間中何度も繰り返す為、
「仏さんのご飯は私がするよ」と声かけると安心したのか電話も訪問も無くなる。
しかし、しばらくするとまた始まる。

しかし、お盆が終わるといつもの義母で...
家の中もいつもと同じで...
普段は大丈夫だけど、年一回の行事とかになると分からなくなってきたんかな?ってゆう“加齢からくる物忘れ”ぐらいに思ってました。
この頃の私は認知症をよく分かってなかった。


12月に入って少しした頃、旦那実母から電話が入り
「また最近、義母が可笑しくて。一度病院で認知症の検査を受けることにしたからついてきてくれる?」
と言われた。
「わかりました。」としか返事もできず、ここでの私は
“認知症の始まりかな?でも、74歳やしまだまだいけるやろ”
って軽い気持ちでした。
それとは別に
“仮に介護が必要になったら私大丈夫?子育てしながらとか大丈夫?ほんまに旦那実親が介護してくれんかな?”
と先走る不安に旦那から
「仮に介護が必要になってもする必要は無い。だって俺はそうゆう約束で養子縁組を組んだんやから。」と、
いやーーー、分かってる。分かってるけどさ?
ほんまにそれでいい?無理じゃない?


この頃から義母の話になると旦那とはギクシャクするようになった。
早く検査日になったらいいのにと強く思った。

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